自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2022.3.21)室戸半島自転車旅! その② ~室戸岬で絶景を楽しむ!~

前回の記事に引き続き、室戸半島で見物した様々なものを振り返っていきたいと思います~

 

samayoicyarinko.hatenablog.com

(前回の記事はこちらです)

 

前回の記事では主に廃校水族館を紹介しましたが、廃校水族館から室戸岬までは直線距離で約5~6km。ここまで来れば目指す岬もあとわずかだと、快調に自転車を飛ばして先へと進みます。

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(室戸岬といえば、「台風銀座」とも呼ばれるように毎年数多くの台風が接近し、海が荒れ狂う地域でもあります。室戸岬付近の高岡という地域では家の前にコンクリート塀が立ち並び、強風に備えている様子が見て取れました)

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(高岡を過ぎてすぐに、前方に巨大なお坊さんの像が見えてきます。なんでも室戸岬は、かの弘法大師が若いころに修行を積み、悟りを開いた場所でもあるそうです。この像はその遺徳をしのび、昭和59年に信者の方などの寄進によって建てられたものなのだとか)

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(そしてついに、室戸岬に到達です!!)

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(↑の写真は今回撮影したものではなく、2017年に九州に行く途中で船上から撮影したものです。この時は船から眺めた地域に自力でたどり着いたと思うと、感慨もひとしおです)

 

さてこの室戸岬ですが、歴史的にはあの南海トラフを震源とする地震により、何回も海底が隆起したことでできた場所です。

そのため室戸岬周辺には、地殻変動や火山活動の様子をうかがうことができるスポットがもりだくさん。そのため地域一帯が、「室戸ユネスコ世界ジオパーク」になっているようです。

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(室戸岬周辺では、この写真に写っているような「タービダイト層」という堆積層をはじめ、さまざまな地質的に見どころのある景観を楽しむことができます。正直なところ、私は地質的なところは門外漢で分かり切らなかった部分も多いですが、その複雑な形状にはロマンを感じるところがありました)

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(ほかにも岬の先端部付近には、1935年に建立された中岡慎太郎の銅像も)

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(中岡慎太郎といえば、坂本龍馬の親友で薩長同盟の締結にも一役買った人物です。世間的には坂本龍馬の陰に隠れている感もなきにしもあらずですが、個人的には彼の働きも決して小さくなかったように思います)

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(そして中岡慎太郎像の後ろ側に階段があり、階段を登っていくと展望台が。展望台からは太平洋が一望でき、一面に広がる水平線を眺めると、丸みを帯びていることも実感することができます)

(展望台から撮影した写真を何枚かつなげてみましたが、ちょっとこの写真は実際より丸みがオーバーに示されているかもです… けれども、たしかに肉眼で地球の丸さを実感できたので、この光景は一見の価値ありと思います!)

 

さて、こうして展望台からの絶景を堪能したわけですが、実はこの展望台は丘の下部に作られていて、

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展望台よりさらに上側に灯台があるのが分かります。

 

せっかくだから灯台まで行ってみようと調べたところ、どうやら室戸スカイライン(県道203号線)を使えば灯台まで行けるようなので、灯台にも足を伸ばしてみることに。

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(室戸岬から向かう場合、距離は短いもののつづら折りの結構な劇坂が。ヒイヒイいいながら登る羽目になりましたが、室戸市街を一望できるので差し引きプラスな感じです)

(ちなみに、市街地の向こう側にある小高い丘は、地質学では「海成段丘」と呼ばれるものらしいです。なんでもはるか昔は海底だった部分が、隆起したことで丘になっているのだとか。今の様子からだと、この部分まで海底だったたとは信じられないですね)

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(灯台のすぐそばには、空海にゆかりのある最御崎寺もあります。せっかくなのでこちらにもお参りして道中の安全を祈願してきました。 ※ ちなみに、お遍路さんの第二十四番札所でもあるようです)

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(そしてたどり着いた室戸岬灯台。巨大なレンズの光は、なんと約50km先からでも確認できるそうで、その光達距離は日本一だそうです。ちなみに灯台周辺からも海が一望できますが、灯台に目を奪われていたためか、灯台付近からの風景は撮り忘れていました…)

(※ それともう1つ、普段なら最御崎寺の境内から灯台までは50m足らずなのですが、訪れた時点では通路付近の斜面が崩れていたため、山道を迂回する必要がありました。通路の復旧は、2022年の5月以降を予定しているそうです)

 

このように室戸岬周辺は絶景だらけで、快晴だったこともありその美しさを堪能することができました!!

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さて、ここからは眼前に広がる室戸市街をへて、室戸半島西部を北上していくことになります。その道中にも色々な見どころがありましたが、その様子は次の機会にまとめていきたいと思います!

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