自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2022.3.21)室戸半島自転車旅! その③ ~奈半利・安芸を越えて高知市へ~

いよいよ室戸半島の旅も後半戦、室戸半島西部の様子をまとめていきたいと思います~

 

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(室戸半島東部・岬周辺の様子はこちらにてまとめました)

 

さて前回の記事までは、室戸岬を目指して半島東部を南下してきました。そしてここからは高知市方面に向かい、半島西部を一転して北上することに。

そのため先ほど登ってきたスカイラインを下って国道55号線に戻り、室戸市の市街地を抜けて先へと進んでいきます。

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(室戸市のほぼ中心部には、お遍路さんの第25番札所でもある津照寺があります。本堂は急な階段を登った先にあるのですが、登るときは足元に注意した方が良い感じでした。ただ苦労して登った甲斐もあり、お参りした後は室戸港を一望することができてよかったです!)

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(道すがらの行当岬から室戸岬を振り返ると、先ほど登ったスカイラインがくっきりと。こうして見ると、かなりえげつない勾配だったことが良く分かります)f:id:samayoicyarinko:20220412233001j:plain

(室戸と奈半利の間にある吉良川という地域は、かつて「土佐備長炭」の積み出し港として大いに栄えたそうです。今でも吉良川の中心部は、往時の繁栄の面影をとどめた昔懐かしい町並みが続いていました)

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(こちらの住宅は壁面にも屋根のようなものがありますが、これは「水切り瓦」というものです。なんでも壁面に直接雨がかかるのを防ぐことで、漆喰を長持ちさせるための工夫なのだそう。これもまた、室戸岬付近の強烈な台風に対応するための工夫なのでしょうね)

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(ところどころにある漁港を横目に、どうにか奈半利周辺に到達です。ここまで来ると人家も増えてきて、半島を抜けたことを実感します)

 

このような具合で国道55号線沿いを快調に進み、15時前くらいには安芸市の市街地に入ることができました。ここで、道中で見つけた気になるスポットに寄り道してみることに。

と、いうのも安芸市に入る手前辺りから、「野良時計」なる観光名所の案内を所々で見かけており、野良ネコならぬ野良時計とは一体何だ!? と気になっていたためです。

 

そして気になる野良時計はどのようなものかというと…

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こちらの旧家にある、通りに面した時計が野良時計です。

 

付近の案内板曰く、なんでもまだ各家庭に時計がなかった明治中期、畠中源馬という方が自分で時計組み立ての技術を身につけ、歯車から分銅まで手づくりで作り上げた時計台なのだとか。以来この時計は周辺で農作業をしている人々に親しまれ、野良時計と呼ばれるようになったとのこと。

どうやら野良猫などの「野良」ではなく、野良仕事の方の野良だったみたいです。少々想像していたものとは違いましたが、これだけ立派な時計を人々のために手作りした人がいるという歴史を感じれば、中々に趣深いものでした!

 

ただこのころから、写真を見ても分かるように徐々に空模様が怪しくなってきてしまいました…

天気予報を見てみると、どうやら17時過ぎくらいから雨が降るかもしれないとのこと。このまま高知市内まで走ると雨に降られてしまいそうだったため、十分に走ったし後は輪行で楽をしようと、安芸駅からは電車を利用することに。

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(早朝に大砂海岸を出発してから110km余り、安芸駅でこの日の自転車行は終了です)

 

ここからは土佐くろしお鉄道に乗り、高知駅まで一直線。

高知駅すぐそばの屋根付き駐輪場に自転車を停め、予約していたビジネスホテルに荷物を置いてから、夕飯を求めて高知市内をぶらついてみました。

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(南国市に「後免駅」という駅があるのですが、この駅が終点となる電車は何やら謝罪をしている風に…笑)

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(高知市といえばはりまや橋。1960年代に川が埋め立てられてしまったことで「がっかり名所」なんて言われてしまうこともありますが、現在は周囲が公園として整備されており、水路も作られて橋っぽくなっています)

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(高知まで来たらやっぱりカツオのたたきだろうと、創業100年の老舗「土佐料理 司」で夕飯を。カツオのたたきは勿論ですが、土佐天もおいしくて1日の疲れが癒されるようでした!)

 

こうして室戸半島をぐるっと回り、様々なものを楽しむことができました!

残念ながら日が暮れてから雨が降り出してしまいましたが、それならそれで色々楽しもうと、翌日は雨が降りやむまで高知市内を観光することに。

 

なんだかんだ雨を避けながら色々と楽しむことができましたが、その様子はまた次回記していきたいと思います~

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