複雑に入り組んだ但馬海岸は、しんどい道のりでしたが走って楽しい良い場所でした!!
この日の天気は、前日と打って変わって雲1つない快晴に。
豪華な食事を楽しみ体力も回復、ウキウキ気分で8時前には岩美を出発です。
さて岩美を出発して2kmも進めば、あっという間に鳥取と兵庫の県境です。この付近は但馬海岸と呼ばれており、50kmほどにわたって複雑なリアス式海岸が続くエリアです。
そのため道路はアップダウンだらけ、自転車には少々厳しい道のりが続きますが、海は澄み、海岸の景観も景勝地だらけで旅行気分を満喫できる良い道のりだったと思います。
(この日は終日、こんな具合のキレイな海沿いを走り続けました!)
(白砂が美しい諸寄海岸。海もキレイで海水浴にうってつけな感じですが、シーズン中も比較的海水浴客が少ない隠れた良スポットなのだとか)
そんなこんなで岩美~浜坂の間は国道178号線沿いを進み、アップダウンがあるなりに快調に走り続けてきました。そして岸田川を越えた辺りから県道260号に移り、さらに海沿いを進みます。
(県道260号線に入った辺りから、さらに勾配がキツくなってきました)
この付近は「但馬御火浦(たじまみほのうら)」と呼ばれる場所で、浸食によって作られた断崖絶壁やいくつもの海食洞、日本海の絶景などで有名な景勝地。ここから8km余りの道のりは、海沿いの断崖を這うように作られたクネクネ道を走り続けることとなりました。
(御火浦付近、三尾集落の漁港にて。見ての通り浅瀬はエメラルドグリーンに輝き、透明度も抜群で海底の様子が手に取るようにわかります。ここからは遊覧船も出ており、浸食で作られたいくつもの洞門を見ることもできるそうです)
(こちらは付近にある通天洞門です。海岸線はそこかしこに、このような浸食による景観が広がっているみたいです)
※なおこちらの画像は、
www.town.shinonsen.hyogo.jpこのHPから転載しました。
さて三尾の漁港を過ぎれば人家もなくなり、車の往来もまれなのか路面状況も少々悪くなってきました。ひたすら続く登り道に疲れてきたな、と思ってきた矢先、目の前に
「不老の水」と書かれた湧水が。
これは丁度良いと、コンクリートの隙間からこんこんとわき出る湧水でタオルを濡らし、すっかりほてった体をぬぐってリフレッシュ。ちょうど疲れ始めたポイントで、良い具合に休憩できました!
(不老の水を過ぎてからしばらくは、登り基調の道が続きます。海岸沿いではありますが結構標高も高くなってきて、気が付けば200mくらいの高さに)
こうしてひいこら言いながら漕ぎ続けること1時間半余り、ついに道の様子が登り道から下りへ変化しました。
(下り道になるとほどなくして、香住方向が一望できる展望スポットがありました)
(この付近には、日本一高い場所にある灯台として有名な余部崎灯台があります。なんでも建てられた地点の標高が274mで、灯火の高さは284mとなるそうです)
さて灯台を過ぎるとしばらくは下り道が続きます。とはいえアップダウンはこれで終わりではなく、まだまだ道のりは続きます。その様子については、次回改めて紹介していきたいと思います~