一度、カミさんと一緒に自転車で遠出をしてみたいと思っていた。
とはいえ無理強いさせても申し訳ないし、かといってあまり短距離でも自分がつまらない。こんな具合にあれこれ考えていたところ、輪行で標高の高いところまで行ってそこから下ってくれば、長距離でも負担は少ないんじゃないかとひらめく。
輪行がそこまで大変でなく、山を下って自宅近辺まで帰ってこれる良い場所はないか…このように考えつつ候補地を選んだ結果、どうやら秩父が条件に適う感じっぽい。
こうして2011年のGW真っただ中、2人で秩父をさまようことに決定。
(出発の朝、自転車をパチリと)
まずは江古田まで漕いで行き、江古田駅から輪行で西武線を乗り継ぎ、西武秩父駅までガタゴトと移動。
西武秩父駅に到着後、この日はサイクリングより観光メインのつもりで、2人で秩父近郊をぶらついていく。
まずは路地を抜け、市街地をやや離れた石龍山橋立堂というところへ行ってみる。
(一見ただの崖ですが…)
ここの見どころは、全国でも珍しいらしい縦穴の鍾乳洞。
写真を撮ったこの崖の内部には、全長130mばかりの鍾乳洞がある。内部には様々な名前がつけられた奇岩があり、それらを眺めつつ出口まで行くと、この崖の頂上付近まで行くことができた。
洞窟内はひんやりとしていて、軽くほてった体を冷やすのに丁度いい。そう思って自分は結構楽しめたけど、カミさんは狭いところが好きでなくややげっそり目。なので気分直しに洞くつ探検の後はアイスを食べ、休憩した後にぶらつき再開。
(鍾乳洞前のお茶やで売っていたアイスは、上品な甘さでほっくりできました)
次に向かったのは、橋立堂のすぐ側にある浦山ダムというところ。
(浦山ダムのふもとにて)
ここからならちょうど秩父を一望できそうと考えて、割合きつ目の坂をヒイヒイ言いながら登っていく。結局山に隠れて町並みは微妙に見えなかったけど、自分の足で稼いだ高さから見る風景は、程良い達成感を与えてくれた。
(春の陽気が、とても気持ち良かったのを覚えています)
そんなこんなで秩父の風景を堪能した後、秩父駅前まで戻ってから羊山公園に移動する。
この羊山公園のウリは何と言っても関東有数の芝桜。その総数はなんでも40万株に達するとか。自分達がいったGW前後はちょうど芝桜祭りを行っている最中で、屋台なども覗きつつ、「芝桜の丘」を目指していく。
(たどり着いた「芝桜の丘」はこんな感じの場所でした。奥に見える秩父の象徴武甲山と相まって、いいロケーションだなぁ、って感じでしたね)
若干満開期を過ぎてしまった感はあるけど、それでもこの一角だけ鮮やかさがまったく異なり中々の壮観っぷり。
(まさに一面の花畑! って感じでした)
こうして花畑を楽しんだ後は、この日のお宿となる「旅館 比与志」に投宿。
比与志さんはお風呂をグループごとに貸し切りで使わせてくれるため、ほかの人を気にすることなく、のんびり2人で風呂に入ることができたのが個人的なグッドポイント。
こうして秩父での1日を楽しんだけど、自転車的にはこの日は市街地をぶらついただけで、明日の山下りが本番となる。それも楽しみとしつつ、22時過ぎに就寝。
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秩父は自然は豊かだし、札所をはじめとして色々と見どころはあるし、それでいて手ごろな広さで自転車巡りにちょうどいいしで、小旅行するにはピッタリの場所だと思いました!! また行ってみたい場所の1つです~