自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2011.5.4~5.5)春の秩父と山下り。

秩父小旅行の2日目、今度は山下りに挑戦してみる。

  

この日は午前中は引き続き秩父を観光し、昼食後に299号線から都道・県道53号線を使って青梅方面まで下りていく予定。

まずは宿を出た後、横瀬川沿いの高谷山金昌寺に立ち寄ることに。

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(山門にかけられた大わらじが目印です)

 

この金昌寺は石仏の寺として有名で、寺内には1,300体以上の石仏がそこかしこに鎮座している。

よく見てみるとそれぞれの石仏は表情が異なり、2人で誰に似ている、あの人の様だと話しつつ眺めていく。

ところがその過程で、顔のない石仏が思った以上にたくさんあることに気がつく。それもたまたま顔面が失われたのではなく、人為的に破壊されたかのような状態。

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(この写真のように、半分くらいの石仏は頭がない状態でした)

 

調べてみると、どうやらこれは廃仏毀釈*1によるものだそう。思わぬところで近代史の出来事を目の当たりにし、色々と思いを馳せつつ寺内を一巡り。

 

こうして金昌寺をぶらついた後は、横瀬川のほとりで川の流れを眺めて一休み。

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(場所はよく覚えていませんが、落ち着けるいい川辺でした!!)

 

こうしてゆっくり休み、昼食を食べた後はいよいよ山下りに取り掛かる。

299号線はそこまで勾配もなく、自転車でも走りやすい道路状況。この299号線に沿って正丸トンネル前まで行き、正丸トンネル前から右折して県道53号線に移動。

 

ここまでは順調だったが、53号線に入ると次第に勾配も増していき、いつしか道はつづら折れに。

さらには途中で族仕様のバイクたちに追い抜かれ、ここで絡まれたらコワいなーとビビッたりもしつつ(幸い何もありませんでした)、それでもなんとか漕ぎあがって山伏峠を超えていく。 

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(山伏峠をクリア!!)

 

山伏峠を過ぎれば後の道のりはおおむね下りで、体力的には随分と楽になる。

53号線に沿って流れる成木川では、多くの子供たちが水遊びをしていていかにも涼しそう。そのような涼しげな光景を横目に県道70号線との分岐も右折して、青梅を目指して更に南下していく。

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(青梅を目指す途中で見かけた廃工場(?)を、メカメカしいので思わずパチリ)

 

このように山伏峠から青梅までの道のりはずっと川に沿っており、そのお陰もあってか終始暑さを感じず爽快な気分。そして青梅に着くまでに道を間違えて都道28号線に入り込んでしまったりしたものの、どうにか16時前には東青梅駅に到着。

 

そして今回の自転車旅行はここまでと、東青梅から武蔵境まで輪行で移動。そして無事、今回も自宅まで帰ることができた。

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秩父から山伏峠を越えて青梅に行くルートはそこまで交通量も多くなく、それでいて自然は豊かなので走るのに楽しい道でした。ガッツリ走りたい人は青梅から登ると、結構走り応えもあるかもです。

私たちはもっと気軽に楽しむために秩父から走りましたが、このような選択ができる辺り、やはり輪行ができると自転車を楽しむ幅が広がると思いますね~

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*1:明治初頭に政府が神道と仏教を分離しようとした結果、これをきっかけに一部の神主や民衆が仏教を攻撃し、仏像などを破壊した動きのことです