自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2022.3.24)山並みを越えて秘境駅へ!

四国遠征もいよいよ5日目、香川から徳島に戻り、徳島港を目指します。

 

3月23日は午後から雨が降り続けましたが、幸い翌日には雨も上がり、朝から青空ものぞく良い天気になりました。と、いうわけで早速お宿を出発し、まずは前日雨が降りそうでスルーしていた善通寺に向かうことに。

(善通寺は空海の生誕地として古来から信仰を集めたほか、近代になってからは旧陸軍の第十一師団の衛戍地となり、軍都としての側面を持っています。その名残で市街中心部は寺院だけでなく、旧陸軍ゆかりの様々な施設が残されていました。写真は旧兵器庫で、現在も自衛隊の倉庫として使用され続けているようです)

(驚いたことに旧陸軍将校の社交場だった偕行社もほぼ当時の姿で残されており、陸軍の星のマークがくっきりと。内部の見学も可能なようですが、あいにく早すぎたため内部には入れず…)

(そして善通寺は高野山などと並ぶ弘法大師三大霊場の1つ。ちらほらと参拝の方もいましたが、私が訪れた早朝の時点では人もまばらで、さわやかな朝の雰囲気の下、お参りすることができました!)

こうして善通寺にお参りして市街をかるく一回りした後は、国道32号線に沿って南下し、香川県から徳島へと向かいます。

(現在国道32号線は猪ノ鼻道路という自動車専用道になっており、自転車では入れません。その代わりかつての旧国道が県道5号線となっているので、そちらに移って山越えにチャレンジです)

(現県道5号線には国道32号線時代の標識もそのまま残されており、この道の歴史を感じることもできたり。そんな県道5号線を走り、徳島県境を目指します)

(猪の鼻峠のトンネルを越えると…)

(再び戻って徳島県へ。ここからは阿讃山地の真っただ中、遠くには山村も見えるのどかな道を快調に下り続けます)

さてこうして徳島県に戻ってきたわけですが、ここで付近の集落に寄り道して展望台へ。そこから何を眺めたかというと…

こちらに見える、土讃線の坪尻駅という駅です!

 

この写真だとよくあるローカル線の駅のようにも見えますが、この坪尻駅は知る人ぞ知る日本指折りの秘境駅として有名だそう。と、いうのもこの駅に接続する車道は存在せず、マムシも出るという獣道しかないのです(なんでも徒歩だと、最寄りの集落から20~30分もかかるのだとか。駅舎まで行ってみようとも思ったのですが、自転車ありだととても難しそうで、遠目に眺めるだけにしておきました)。

 

そんな坪尻駅、近年では私のように見学に訪れる人も多いようで、県道5号線沿いの西ノ岡という集落に「落展望台」が整備されています(先ほどの写真は、この展望台から撮影したものです)。写真だけだとなかなか伝わりにくいところですが、山間に文字通りポツンと駅舎だけが見える光景は、なんとも旅情をかき立てる感じで一見の価値ありと思います!

 

(そんな坪尻駅も後にしてさらに山道を下り続けると、ほどなくして吉野川沿いの平野部が見えてきました)

(ここで、道沿いで見つけた「さぬきや」というお店で昼食がてら小休止。たまたま見つけたお店でしたが古くから有名な店らしく、店は大繁盛でたくさんの人でごった返していました。うどんも流石のおいしさで、しっかりエネルギーを補給して午後の旅路に備えます)

 

一休みした後は徳島市内まで70km余りの道のりを、吉野川沿いのサイクリングロードを中心に向かうことに。そちらの様子については、また次回まとめていきたいと思います~

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