自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2012.8.5~8.12)宿毛で山越え、そして見に行く紫電改

史料調査が一段落した後、今度は四万十市周辺をぶらついてみることに。

 

四万十市滞在最終日となる8月9日、せっかくなんだしと四万十市街と周辺の散策へ。

まずは市街地を一望できそうで気になっていた、高台にある四万十市郷土資料館を訪れる。

この郷土資料館はかつての中村城跡に建てられており、資料館の最上階は天守閣を模した展望台となっている。

郷土ゆかりの展示品を見ながら展望台まで行ってみると、田畑の薄い緑と山並の濃い緑、そして空と川の青さのコントラストが眩しくて、見ているだけで圧倒されるかのような眺め。

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(せっかくの綺麗な風景なのに、左下に自分の指が写り込んでしまいました…orz)

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 (下に郷土資料館のURLを張り付けていますが、資料館の展望台からの眺めは一見の価値ありまくりなのでおススメです!!)

 

www.city.shimanto.lg.jp

 

ほかにも市街地中心にある一條神社などを巡り、さぁ次はどこに行こうかと考えている内に、かつて初めて四国を訪れた際、バイカーの方から聞いた話を思い出す

この時出会ったバイカーの方は、足摺岬方面に紫電改という旧海軍の戦闘機を見に行くと話していた。ここでそれを思い出したのも何かの縁、せっかく足摺岬の近くまで来たんだし、自分も紫電改を見に行こうと思い立つ。

 

調べてみると紫電改は、どうやら南宇和郡の南レクという施設で展示されているらしい。

紫電改(しでんかい)展示館 - 南レクへようこそ!

(埋め込みがうまくできないので、そのままリンクを貼り付けています)

 

目的地の場所もわかったので、まずはくろしお宿毛線を使って宿毛まで輪行で移動する。すると途中、電車内で自分と同じく輪行を行っている人を発見。聞けばその人は南宇和を越え、宇和島方面まで自転車で行くとのこと。せっかくだし途中まで一緒に行きましょうと、宿毛からその人と共に自転車を漕いでいく。

 

 宿毛に着くと、目の前には広大な宿毛湾が広がっている。なのでこりゃ行くしかないと海沿いの県道七号線に沿って宇和島方面に向かおうとしたが、これが海沿いの道にも関わらず、思った以上に結構キツめの上り道。ただその分、宿毛湾の展望は一見の価値ありな美しさ。

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(宿毛湾を背景に。写真の通り、結構な傾斜が続く上りごたえのある道でした)

 

こうして思った以上に時間がかかったものの、何とか峠を越えて愛南町へ。ここまでくれば、目的地の南レクはあと少し。途中で同行していた人と別れ、うーん一期一会と考えながら紫電改展示館に到着。

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(紫電改を前から。8月だったこともあり、色々と考えさせられる展示でした)

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(以前に知覧の特攻平和会館で、同じ2,000馬力級の四式戦闘機"疾風"を見たことがありますが、疾風と比べるとずんぐりした印象でしたね)

 

紫電改を見学して南レクを出ると、時刻はすでに17時過ぎ。これから宿毛に帰るのに、県道7号線を使って峠越えをしていると日没を迎えてしまいそう(県道7号線は街灯がまったくない区間もあって、自転車の夜間走行はちょっと危なそうでした)。

 

そのため若干回り道になるものの、国道56号線を通って宿毛まで戻る(結局こちらの方が平坦だったので、所要時間はこちらの方が短かったです)。そして1時間ちょっとで宿毛に戻ることができたが、時刻表を見ると次の電車までは大分時間がかかりそう。

 なので国道56号線は四万十市まで続いているし、この道ならば街灯も最低限はありそうだと判断、そのまま四万十市まで漕いで行くことに決定。

 

けれどこれは少し見込みが外れて、場所によっては思った以上に街灯が少ない状態。なので普段のライトだけでは光量が足りず、ともすれば傍らの田んぼに突っ込んでしまいそうな感じ。なので予備のライトもガムテープでくくりつけ、2つのライトで路面を照らして対応する。こうして気をつけながら走行し、ここでも思った以上に時間をかけながらも、20時過ぎには四万十市にたどり着く。

 

このように色々と楽しんだ後は、翌10日は午前中ゆっくりしてから徳島まで輪行で移動。11日に徳島からフェリーに乗り、12日朝に東京へ。こうして無事、今回の自転車旅行も終えることができた。

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(四万十川の河口近くにて。この四万十旅行は様々な美しい景色ともめぐり合えた、とても思い出深いものになりました!!)

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