自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2018.12.15)奥秩父で山登り、三峰神社へ小旅行!

いよいよ年の瀬も差し迫って参りましたが、今日も今日とて自転車でお出かけです。

 

12月15日の朝7時に大宮駅を出発、熊谷駅で秩父鉄道に乗り換えて、さらに電車にゆられること1時間半余り…

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(今回は、1日秩父鉄道全線乗り放題となるフリー切符を使いました。1枚1,440円、熊谷~秩父間が860円なので、日帰りで秩父に行く際はなかなか使いでのあるキップだと思います)

 

10時過ぎには、空気も澄み渡る三峰口の駅前へ。

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(この日の埼玉は快晴で、とても気持ちの良い1日でした)

 

今までもたびたび秩父を訪れて、秩父神社や宝登山神社へお参りしてきました。そしてこの二社と三峯神社はあわせて「秩父三社」と呼ばれ、古くから信仰を集めてきたそうです。

と、いうわけで今回は残る三峯神社にもお参りしようと、国道140号線を使って山登りです!

 

さて三峰口から三峯神社までは、国道140号線を西に向かうこととなります。

国道140号線は荒川に沿って、山間を縫うように曲がりくねった道のりです。ただ割合に勾配はゆるやかで、しばらくは思った以上にスイスイと漕ぎ進めることができました。

 

そして3km余りも進んでいくと、前方に大きな鳥居を発見。

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こちらが、三峯神社の表参道入口です。

 

ここは江戸時代から三峯神社の表玄関で、昭和になってからはロープウェイも設置され大いに栄えたのだとか。

しかし金属疲労のため、2007年にロープウェイは廃止。昔ながらの参道も山道を登る険しいもので、現在はほとんどの人が自動車道を使うそうです。

そのため現在は往時の面影を留めつつも、ひっそりとした感じになっていました。

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(表参道入口を入ると架かっている登龍橋。この辺りの荒川は渓谷のようになっていて、見事な眺めとなっています)

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(また付近には、縄文人が暮らしていたという神庭洞窟がありました。この洞窟、荒川から50m以上はありそうな高台に位置していますが、帰宅後に調べたところ、なんと縄文人が暮らした1万年以上前は、この高さの辺りを川が流れていたそうです。1万年かけた浸食による変化を思うと、スゴイなぁ、としか言うことができないです)

 

こうして横目に色々と眺めつつ、大滝の分岐点を左折して秩父往還をさらに進んでいくと、眼前に大きなダムが現れました。

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秩父湖を形成している二瀬ダムです。三峯神社に向かうには、ここで左折してダムの堤体の上を通り、県道278号へと入ります。

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(県道278号は、しばらくは秩父湖~大洞川と並走する形となります。この日は水量が少な目で、湖底を見ることもできました)

 

県道278号を3kmほども進めば、道はつづら折りとなって本格的な登り道。標高が高くなってきたためか、道路わきには3日程前に降った雪の名残もちらほらと残っています。

そしてこの辺りまではどうにか漕ぎ続けられていましたが、勾配が急になったことで足がそろそろ限界に。ここから7kmあまりは、行けそうなところは漕ぎつつ、無理なところは押して歩いて進む感じで。

 

そしてひいひい言いつつも、何とか12時過ぎには三峯神社前の駐車場に到着することができました!

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(三峯神社付近の標高は1,100mあまり。周囲の山並みを一望することができます)

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(食堂の窓辺に干されている柿が、ちょっとした飾り物のような塩梅に)

 

こうしてどうにか目的地に到着したわけですが、さっそく自転車を降りてお参りに向かいます。

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(全国的にもめずらしいという三つ鳥居。脇にひかえているのは狛犬ではなく狼です。なんでも神社を創建したと伝わるヤマトタケルの東征を、狼が助けたという言い伝えがあるのだとか)

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(きらびやかな随身門。なにやらお寺っぽくもあるのは、神仏習合のころの名残をとどめているためだそう。こちらを通って100m余りも進むと…)

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(拝殿前に到着です)

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(三峯神社はパワースポットとしても有名らしく、拝殿脇にそびえる樹齢800年の御神木も、気を分けてもらえるポイントとして知られているそうです)

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(お参りを済ませた後はエネルギー補給。参道沿いにある大島屋で、名物の「わらじカツ丼」を頂きました。名前の通りカツがわらじのように大きくて、たれも良くしみていて絶品です!!)

 

こうしてしばらく神社の辺りで休憩したわけですが、冬の太陽はあっという間に傾いてしまいます。山道で暗くなったら厄介だなと、13時過ぎには早めの帰り支度をすることに(実際、今回の道のりは山間部なので13時半ころには日が隠れてしまい、一気に体感温度も下がりました。冬の山道は、早めの撤収を意識した方が良さげです)。

 

今回の道中はほぼすべて登り道でしたが、そのお陰で帰り道はひたすらに下り道。快調に飛ばし過ぎて、風が少し寒いくらいの道のりとなりました。

そして三峯神社を出発してから1時間余りで、あっという間に三峰口の駅前に到着。その後15時の電車に乗って帰り、この日の遠出は終了です。

 

このような具合で今回は主に140号線を使いましたが、実は三峯口で自転車を組み立てている時に登山に訪れたと思しきおじさんから、車がほとんど通らないおすすめルートを紹介してもらいました。

結局その入り口がわからなくてそのまま140号線を走ったわけですが、このブログを書くため地図を調べていたら、大血川沿いを南下して、迂回するように三峯神社に至るルートもあるようです。

 

神社の周りも良い景色ばかりでしたし、また初夏の頃にでも訪れて、大血川沿いのルートも走ってみようと思います!

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