自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2017.6.4)レッドブル・エアレース2017観戦記!

前回の記事に引き続き、今回は私が観戦したエアレースについて詳しく紹介していきたいと思います~

 

samayoicyarinko.hatenablog.com(前回の記事はこちらです)

 

さて前回の最後に記した、競技開始直前に飛来した一機の飛行機。

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この飛行機こそ、日本製飛行機の中ではおそらく最も有名な「零式艦上戦闘機」、いわゆるゼロ戦です!

 

多くの日本軍機は敗戦後に破壊されたため、そもそも現存している機体自体多くはありません。さらに飛行可能な機体となると、これはもうごく僅かにしか残されていない状況です。

これはゼロ戦も例外ではないのですが、近年その状況がやや変化しつつあります。それは、技術遺産として日本国内でゼロ戦を動態保存していこうとする取り組みが進められているためです。今回は上記の取り組みを進める「ゼロ戦里帰りプロジェクト」がエアレースの特別企画に参加しており、それでこのフライトも実現したそうです。

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(これは、今年の3月の鹿屋で撮影したゼロ戦です。今回はこのように間近で見ることは叶いませんでしたが、中高生時代に何機もプラモデルを作った身としては、実機が空を飛ぶ姿を見ることができたのは何とも感慨深いものでした!! )

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(写真的にはあまり良いものを撮ることができませんでしたが、空を舞うゼロ戦の姿はもう最高でした!)

 

 https://www.zero-sen.jp/

(ちなみに↑は、このゼロ戦を管理している「ゼロ戦里帰りプロジェクト」のHPです。古い大戦機を稼働状態で保つためには多額の費用が必要らしく、こちらで資金カンパを募っています)

 

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(またゼロ戦と同じ特別参加機として、世界初の本格的な旅客機であるDC-3も見ることができました。ゼロ戦と比較するとずいぶんとのんびり飛んでいましたが、その姿は優美さすら感じましたね)

 

そして肝心のレッドブル・エアレースですが、これはパイロンで指定された飛行コース内を、どれだけ早く飛行できるか競い合うものです。その際パイロン通過時の機体の姿勢、高度、速度によってはペナルティタイムが加算されてしまうようです。

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(パイロンは空気で膨らませてあり、飛行機が接触してもすぐに破けるため安全なのだそう。このパイロンのギリギリを狙い、急旋回する飛行機たちはどれも迫力満点です)

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(最後のパイロンを通過すると、飛行機は宙返りして2周目に突入していきます。その際に響き渡るエンジンの轟音は、これぞモータースポーツの醍醐味って感じでとてもカッコよいものでした!!)

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(写真では伝えることができませんが、パイロンの間を急旋回する飛行機は最大で10G近い重力がかかり、その速度は370kmに達するそうです。この迫力は、一度見ると病みつきになりそうです)

 

レースは昨シーズンも本大会で優勝した室谷義秀選手が二連覇を遂げ、今シーズン2勝目を挙げました。この千葉大会は年間で8回行われる大会の3戦目であり、現在2勝している室谷選手は首位に立っているのだそうです!

 

今回は迫力満点のレースだけでなく、飛行機好きにとってはたまらない2機の名機を目の当たりにすることができ、とても濃厚な1日となりました! そう滅多にある機会ではないでしょうが、また開催されることがあれば再び観に行きたいと思います!!

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