さて、
(2007.10.30)目指せセンチュリーライド!? そして迫りくるハンガーノックの恐怖!! - 自転車で行ってきた。
に記したとおり、私はこの時 ハンガーノック という状態に陥ってしまいました。
ハンガーノックとは簡単に言うとガス欠のようなもので、体を動かすためのエネルギーが足りなくなってしまう状態のことです。
エネルギー切れがどのタイミングで生じるのかは個人差があるでしょうが、後日地図で確認してみたところ、この時の私は120~130kmほど走行した時点でハンガーノックになってました。
100km超の距離を走るのは初めての体験だったのですが、これだけの距離を走るのに通常の朝、昼の食事だけではエネルギーが足りなかったのでしょうね…
加えてもう1つ、このときの私は160km漕ごう! と気持ちが急いており、これがオーバーペースにつながって余計にエネルギーを消耗してしまったのだと思います。
※今回まとめるにあたってネットでも調べてみたのですが、
初心者が失敗しないためのハンガーノック基礎知識まとめ - NAVER まとめ
がハンガーノックの概容・対策についてわかりやすくまとめてあったと思います。
そして上記のリンク内「ハンガーノックになりやすい人って?」を要約してまとめると、
・トレーニングをはじめたばかり
・長距離を走ることに慣れていない
・"自分では"、食事をしっかり食べたつもりになっている
・ハンガーノックがここまでひどいものとは知らなかった
といった人がハンガーノックに陥りやすいようですが、これ、すべて当時の私に当てはまる要因なのですよね…
ハンガーノックが恐ろしいのは、本当に直前まで自覚症状が殆んどないこと(気がついたときにはもう遅い! って感じでした)、自分の意志ではどうにもならないレベルで体が動かなくなることです。
これは個人差があるとは思いますが、「ヘトヘトでもう体を動かしたくない」と思っていても、頑張れば何だかんだ動くことはできます。けれどもハンガーノックの場合、そもそもの「頑張る」こと自体が不可能になってしまいます。
それでも私はまだ軽症だったみたいで、場合によっては意識を失ってしまったり、食事をとっても吸収できなくなってしまうこともあるそうです。
もし1人きりで、峠道のような往来のないところでハンガーノックになってしまったら、冗談抜きに行き倒れになりかねません…
なのでこの時以来、私は移動中のエネルギー補給はちょっと神経質な位注意するようにしています。具体的には
・空腹を感じるかどうかに関係なく、こまめに補給を摂る
おそらく長時間自転車を漕いでいる時は、空腹を感じるペース以上にエネルギーを消費しています。具体的には100km超の距離を走る時は、走行中に補給食を摂る必要があると思います(100km未満の距離なら、しっかり三食を食べていればそこまで神経質にならなくても平気かもです)。
なので私の場合、これくらいの距離を走る時は朝・昼・晩の食事はもちろん、これとは別に大体2時間おきに休憩とあわせて補給食を摂るようにしています(これが適切な補給タイミングなのかはわかりませんが、とりあえずこのようにして以来、ハンガーノックにはなっていないです)。
食べる量は運動量により変化するでしょうが、私はアンパンやおにぎりを1個食べる位ですね。炭水化物、糖類が入っているものなら好みにあわせればいいのだと思います
・自分のペースを把握する
最初のうちは、どれ位の距離を走ると、どれ位エネルギーを消費するのかよくわかりません(というか、私は今でも明確には把握していません)。最初のうちは、無理に長距離を走ろうとせずに軽く自重する位がいいかもしれません。その内に、感覚的にこれくらい補給すればこの距離はいける、というのが把握できると思います。
それと自動車の燃費みたいに、アクセルをふかしすぎるとエネルギーを無駄使いしてしまいます。自分の適正ペース(一番楽に漕いでいられるペース)を知ることも大切と思います
・もしもの時のために、糖分の高いものを常備しておく
無理せず、こまめに補給することが大切と思いますが、それでも時には補給食を買い忘れたり、無理してしまうこともあるかもしれません。私の場合はお守り代わりに、遠出をする際はバッグに1本チョコレートバーを入れています。
使わなければそれに越したことはありませんが、このような用意をしておくと精神的にも余裕が生じると思います
幸いこれ以降、1日中自転車を漕いでいてもハンガーノックになったことはありませんが、これからも注意していこうと思いますね。