自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2019.3.19)山陰遠征1日目、まずは足慣らしに下関まで!

まずは山陰に行くために、準備運動も兼ねて下関まで向かいました!

 

3月19日の早朝いそいそと自宅を出発、東京駅7時半発の新幹線で一路西へ。

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(新幹線で輪行を行いつつ、電車に揺られること4時間ちょっとで…)

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(12時前には新山口駅に到着しました!)

 

いよいよ始まる山陰遠征、けれども初日から飛ばしてバテてもいけないと思い、まず準備運動がてら、70kmほど離れた下関を目指してスタートです!

 

この日の行程は阿知須までは県道212号、そこから下関までは国道190号と国道2号、9号を中心に時々脇道に入りつつ西に向かう感じでのんびりと。

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(途中、新幹線の車窓から見る景色は雨模様。新山口に着いてからもしばらくは曇天が続きましたが、幸い宇部を過ぎる辺りから天候は回復してくれました)

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(山口県は「サイクル県」を標榜し、それもあってか国道沿いは自転車通行レーンが整備されていることが多く、交通量の割に走りやすい場所が多かったです。けれども国道沿いばかり走るのも疲れるため、時々は脇道にそれることも)

 

そして順調に漕ぎ続けていると…

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徐々に前方に巨大な関門橋が見えてきました!

 

こうしてここまで快調に飛ばしていたわけですが、ここで今回の旅でぜひ訪れたいと思っていたスポットへ。

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こちら、何の変哲もないような広場ですが…

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「長州藩下関前田台場跡」という史跡となっています。

 

江戸時代、現在の山口県付近を治めていた長州藩は、幕末になると攘夷の方針を掲げるようになりました。そして下関周辺に多くの台場(砲台)を設け、片っ端から外国船を攻撃していきます。その結果列強の怒りを買い、英仏米蘭4か国が長州藩の台場を攻撃、占領する「下関戦争」が勃発してしまいました。

この戦争に大敗、列強の力を痛感した長州藩は攘夷から開国・倒幕へと大きく藩論を転換させていき、これが明治維新の大きな契機となっていくわけです。

 

この台場跡もこうした歴史の舞台の1つなのですが、

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この写真、だいたいの歴史教科書でも引用される有名な下関戦争のものですが、実はこれが撮影されたのが前田台場だったりします。

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背景となる山の角度的に、多分この辺りから撮影されたのではないでしょうか。当時の様子を想像しながら広場をめぐれば、ただの原っぱも見え方が変わってきて、色々と楽しむことができました!

 

こうして前田台場跡を過ぎれば、今日のゴールとなる下関はもう目と鼻の先です。

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(関門橋と、かなたに見えるは九州北端の都市門司港。2年前はあっちを走ったんだよなぁ、とその時を思い出しつつ眺めれば、様々な事が懐かしく思い出されます)

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(本州と九州を分かつ関門海峡は古来から交通の要所で、様々な歴史の舞台となってきました。例えば平安時代末期にはここで壇ノ浦の戦いが生じており、それにちなんで源氏方の大将源義経と平氏方の大将の平知盛の銅像があったり…)

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(幕末にはここにも攘夷のための砲台が築かれており、原寸大の大砲のレプリカが設置されていたりします)

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(源平合戦ゆかりの赤間神宮は2年前に参拝したので、今回はそのすぐ近くにある亀山八幡宮で道中の安全祈願をば)

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(こちらの神社の境内には、下関らしく? 福とふぐをかけたフグの像なるものがあったりします。何でもこちらの像、地味に世界一のフグの像なのだそうです)

 

こうして方々を観光しつつ、無事日没前にはこの日の宿泊地となる「下関ステーションホテル」に到着することができました!

www.shimonoseki-station-hotel.jpこの日は初日ということもあり、贅沢はしないでおこうと「個室カプセル朝食付きプラン」(¥2,950)に泊まりました。

こちらのプラン、男性限定ですが半個室形態のカプセルに宿泊する形で、ほかの宿泊者の方の音などはほとんど気にならないようになっていました。それでいて大浴場や朝食を食べることができてこのお値段ですから、中々にお得なプランだったと思います。

 

この日は午前中は新幹線での移動となり、自転車に乗ったのは午後だけでした。しかし翌日からはいよいよ本番、1日がっつり自転車に乗ることになります。

カプセルで横になりつつ地図を眺めて翌日のコースを考えて、早めの就寝でこの日の旅行はおしまいとなりました。

 

この日だけでもかなり充実した1日となりましたが、まだまだ旅は始まったばかりです。次回は翌日に走った、下関~萩間の様子をまとめたいと思います~

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