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自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

自転車で、遠くに出かけたくなる本

自転車あれこれ

はてなブログのトップページを見てみると、

今週のお題「最近おもしろかった本」とのこと。

 

このお題を見て久しぶりに読んでみようかなと思い立ち、本棚から竹内真『自転車少年記 -あの風の中へ』を引っ張り出してみました。

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(大学生の頃に購入し、今では随分よれてしまいましたけど大切な本です)

 

私が手元に置いているのは文庫本ですが、実はこの本、単行本と文庫本では内容が異なっています。単行本では主人公の昇平が4歳の頃から話が始まるのに対して、文庫本は昇平が上京するところから物語が始まります。同じタイトルですが、それぞれ別の物語として楽しむことができると思います。

 

単行本と文庫本の一番の違いは、文庫本では単行本では描かれなかった先の物語も描かれているところでしょうか。

※ただその分文庫本では、主人公が小さい頃のエピソードが割愛され気味で、少し物足りない点もなくはないですが… けど、単行本版も文庫本版もどちらも良い話ですよ~

個人的には、単行本→文庫本の順で読むと物語を隅々まで楽しんで読めると思いますね。 

 

この小説、何が良いかっていうと、主人公を中心とする登場人物たちは皆それぞれに悩んだり、挫折したり、失恋したりと色々と壁にぶつかるわけですが、何というか、それでも主人公たちはいつだって前を向いているんですよね。

そして主人公たちは常に自転車と共にあるのですが、自転車って漕いでる限りはどんなにゆっくりでも前に進むことができますけど、そのような自転車と主人公たちのあり方がすごく重なって、読んでいて「ええなー」と思えたりします。

何というか主人公たちの成長の過程を読み進めていくと、自転車旅行で遠くまで来た時に感じる「自分の足だけで、おれはここまで来たんだぞ!」という達成感や充実感と同じ感覚を味わえるんですよ。

 

私自身自転車がとても好きで時おり遠乗りも行いますが、私はこの「自分の足だけでここまで来た!」という充実感が何よりも好きです。

主人公たちは自転車だけでなくそれぞれの人生の節目節目でも、自転車のように自分の足で前に進んでいきます。それを読んでいると何だかこちらの気分まで高揚してくるようです。

そんな感じで、多分読むと元気が湧いてくる小説だと思います!! 青春小説としてもめっちゃ楽しめると思いますね~

 

あとは自転車あるあるネタがそこかしこに記されており、そういう意味でも自転車好きの人は読んで楽しめる本かも。

 久しぶりに読みましたが、やはり何回読んでも良い本でした!!

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