自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2019.3.22)山陰遠征4日目、アップダウンの果てに温泉津を目指し! その①

今回は、山陰遠征4日目の模様をまとめていきたいと思います!

 

朝は6時半にはホテルで朝食を済ませ、早速7時過ぎには出発です。

この日は国道9号から時々横道にそれつつ、石見銀山そばの歴史ある温泉街、温泉津(ゆのつ)を目指してチャリチャリと。

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(午前中はやや天気が悪く、冷たい風が吹く中でのサイクリングに。頻繁に服を脱ぎ着して、体温調節をしながら先へと進みます)

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(益田~浜田間は海沿いも平地が少なく、アップダウンを繰り返す道のりとなります。9時前に折居駅のすぐ側にある「道の駅 ゆうひパーク三隅」に到着、トイレ休憩がてら小休止です)

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(この道の駅の裏庭は、山陰本線と日本海を一望できる撮影スポットとして有名なのだとか。私が訪れた時はあいにくの天気でしたが、これはこれで良い感じの雰囲気を堪能できたと思います。名前通り、夕日の時間帯に訪れたらさぞキレイなのでしょうね)

 

そして折居からもう少し先へ行くと、ほどなくして浜田の市街地に入ります。この辺りはかつて石見国が置かれていた頃、その中心部として発展した地域です。と、いうわけで最初の寄り道に、その歴史を垣間見ることができるスポットへと。

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こちらは奈良時代、聖武天皇の命で全国に建てられた国分尼寺の跡地です。すぐ近くに建てられた国分寺共々現存していませんが、その基礎の部分だけが残されています。

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(基礎の内部には、かつて柱を設置した礎石と思しき遺構が。ほかにも付近の地名も国分寺由来のものとなっており、古代からのつながりを感じられる場所となっていました)

 

そしてこちらを散策していると、「石見畳ヶ浦」という案内板を発見。せっかくなのでこちらにも寄り道してみることに。

 

石見畳ヶ浦は江戸時代から景勝地として有名だったそうですが、1872年の地震で海岸が隆起した結果、地質学的に貴重な景観を見ることができるジオサイトになっています。

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(畳ヶ浦には、200mほどのトンネルを抜けて移動します。その道すがらには、海蝕によってできた見事な洞窟も見ることができます)

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(トンネルを抜けて振り返れば、素人でも分かるくらいはっきりと地層が確認できる断崖が。ここで確認できるのは、約1600万年前の地層だそうです)

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(こちらは"馬の背"と呼ばれる場所で、断層の活動でここだけ地層が隆起したものだとか)

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(畳ヶ浦では、そこかしこでこのような不思議な円形の石を見ることができます。これは"ノジュール"というもので、これも地震に伴う地層の隆起で作られたものです。全国でもこのような地形は稀で、地質学的にとても貴重なものとなっています)

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(私はうまく撮れませんでしたが、こちらもさすが景勝地、条件が良ければこのようなステキな写真を取ることもできるみたいですよ!)

(なおこちらの写真は、2017浜田市デジタルフォトコンテスト2017グランプリ作品 タイトル『島根のウユニ塩湖ここにあり!』 / 撮影 : 森 春奈さん です ※石見畳ヶ浦(国指定天然記念物) | はまナビ 浜田市観光協会公式サイトから引用しています)

www.kankou-hamada.org(詳細は、こちらのHPをご確認ください~)

 

こうして海岸沿いを散歩した後、一休みしてから再度東に向かって進みます。この辺りから徐々に天気は上向き、さらに畳ヶ浦から島根海洋館アクアスを経て江津に至る道のりは、今までと打って変わって平坦な道のりに。

スイスイと江の川を超え江津を後にすると、また少し登り道。けれども登り切った先には驚きの景観が。

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眼前に広がるは、いくつもの巨大な風車が砂浜沿いに連なる風景。

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(こちらの風力発電、塔の高さ、ブレードの直径共に約80mと破格の大きさ。その姿は町の至るところから見ることができ、ゴジラがやってきたらこんな感じか、と思えるような巨大なスケール感でした! その発電量は、江津市全体の電力消費量に匹敵するのだとか…!!)

そして風車の下を通り過ぎれば、この日の目的地である温泉津はもう目前。

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(石見福光駅のそばで国道9号からはなれ、生活道路を使って温泉津へと。素掘りと思しきトンネルを抜け、向こうに見えるあの山を越えれば目的地はもうすぐそこ)

 

こうして順調に先へと進んだ結果、予想より早く15時頃には温泉津に到着することができました。そのお陰でたっぷりと温泉津の良さを堪能することができたのですが、その模様は次回たっぷりと紹介したいと思います!!

 

そして今日4月30日は、平成最後の日であると同時にブログ開設4周年でもあります。自転車は好きですが、4年前はまさかこんなに書きたくなるネタができるとは思ってもいませんでしたね。

これからも、つらつらと自転車がらみのことを書き綴っていきたいと思うので、ぜひ皆々様今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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