前回の最後に記した通り、出先で無一文なことに気が付きました…
最初はとにかく「ヤベェ!!」という感じで非常にあせりましたが、あせっても仕方がないのでいったん落ち着いて、まずはフロントバッグに突っ込んでいた携行食を齧りつつ現状を確認(こういう時のため、常に携行食を用意しといてホントよかったです)。
水分 … ボトルを2本持ってきており、1本はまだ口を付けていないので十分な量がまだある(夏場だったら詰んでいた気がします…)
腹具合 … 小腹が空いたかな―、という感じだけどまだ平気そう。感覚的には残量50%といったところ。
自宅出発から大分経ってしまったのはイタいところですが、携行食も食べたし大宮までは何とかなるはずと判断。ここからは川に沿って回り道をするのではなく、なるべく最短ルートで大宮を目指すことに。
地図を確認したところ、どうやら県道74号線を使って東武線の一本松駅まで移動し、そこから県道114号線を使えば川越までほぼ一直線に行けそうな感じ。とにかく川越まで戻り、あとは気合いで何とかしようと方針を決めてからは、なるべく省エネを意識して移動することに。
(高麗川沿いの小さな神社で、お祭りが開かれていました)
(後半慌ただしくなってしまいましたが、高麗川近辺は走っていて気分のいい場所でした。また今度、態勢を立て直して出かけたいモンです)
(アワダチソウだかブタクサだか)
(トンボも赤くなり、すっかり秋の気配です)
74号、114号線共に道は平坦で、平野部が多い埼玉県の有難みを噛みしめながら川越近辺へ。すると何やら交通規制がかけられている模様。
まったく知らなかったのですが、10月17,18日はちょうど川越祭りが開催されていたようです。そのため川越の中心街ではそこかしこで屋台が開かれており、いい匂いがそこら中から漂ってきます。いかにも楽しそうでしたけど、こちらは目下無一文で屋台で飲み食いができるはずもなく。
まぁせっかくのお祭りなので少しだけ見物していきましたが、お金がないのは何ともわびしいモンでした…
(街の各所に、山車が繰り出していました)
(おかめとお囃子と)
(屋外で確認した時は気が付きませんでしたが、少し赤みが強すぎたかもです。もっとカメラの設定を使いこなせるといいんですけどね)
こうしてお祭りを見ながら若干悲しい気分になりつつも、川越をあとにして大宮方面へ。川越と大宮を結ぶ16号線は何回も走ったことがあり、とりあえずは一安心。
けれど気が緩んだのがいけなかったのか、荒川を過ぎる辺りから明らかにヘロヘロ状態に。ここまで帰ってきて事故ったら笑い話にもならないと、気を引き締めながらもどうにか帰宅。
こうして何だかんだ無事に帰ることはできましたが、もう出先で無一文な心細さは味わいたくないですね。持ち物チェックの大切さを身をもって実感することとなりました…
それと今回は途中で切り上げざるを得なかったこともあり、目標としていた100kmライドも達成することができませんでしたね。また改めて、高麗川周辺を訪れてリベンジといきたいと思います~