自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

峠越えは危険も一杯! ~事故予防のポイントあれこれ~

下りははヨイヨイ登りはツライ、今回はそんな峠道についてまとめたいと思います~

 

さて、

(2010.7.31~8.2)松姫峠にチャレンジ!! そしてつづら折りに心も折られ。 - 自転車で行ってきた。

(2010.7.31~8.2)峠を越え、野生の脅威に四苦八苦 - 自転車で行ってきた。

をきっかけに、私は峠道にも自転車で行くようになりました。

 

私はあまりスピードを出すのが得意でないので、ヒルクライム、ダウンヒル的なポイントについては何も言えることがありません。けれども実際に峠に行ってみて、「あ、これ危なかったな」と感じたことは多々あったので、それらについてまとめたいと思います~

 

□登り道編

①事前に、しっかりと補給の準備をしていくこと!!

峠を登るのには漕ぐ人の気合がけっこう必要になりますが、その気合を維持するためにはエネルギーと水分の確保がもっと重要になります

例えば箱根のような往来の多い峠だと大分状況は異なりますが、基本的に峠にはコンビニ的なお店はもちろん、自動販売機もないものと考えたほうがいいです。なので事前に食事をしっかりと摂った上で、さらに峠に行く前に補給食、水分の確保をしておくことが大切と思います。

ちなみにはじめて松姫峠にチャレンジした際、私は深城ダムに到着した時点で補給食としてチョコバー1本とおにぎり1つ、水分は700mlのボトル2本と予備の500mlペットボトルを1本持っていました。そして2時間ほどかけて峠に到着した時点では、補給食は食べきり、水分は予備のペットボトルを飲み始めた状態でした。真夏だったため、いつも以上に汗をかいたこともありますが、やはり平地以上に消耗したと思います。

実際のところ、消耗はある程度慣れによって軽減することが可能と思います。けど、特にはじめて挑戦する際は「ちょっと用意しすぎかな」位に準備したほうがいいと思います~

 

②なるべくギアを軽くして、一定のペースで回すことを意識する! けど無理なものは無理なので、漕げなくなったら押して歩く!!

これは上記の通りです。多分クルクル回すことを意識することが、一番効率的にペダルを漕ぐことにつながると思います。

けど私の場合、ある程度斜面がきつくなるとすぐに「あー、もう無理!」ってなってしまいます。そのような時は自転車のスピードも落ち、ふらふらとして危ないので、もう自転車を降りて斜面がゆるくなるまでは押して歩いていっています(そして大体は、そのまま峠まで押して歩くことになりますorz)。

頂上まで自転車を漕ぎ続けることにチャレンジするのも楽しみ方ですが、やはり誰に頼まれたものでなし、「無理するくらいなら安全にいこう」位の気持ちで挑戦するのが丁度いいと思いますね~

 

□下り道編

③スピードの管理を十分に意識すること!!

下り道は、今までの苦労が報われる感じでとても爽快なものです。

けれどもスピードが出る分、転倒など事故のリスクは大きくなります。私がいつも意識しているのは、「あ、これ恐い」と感じる以上のスピードを絶対に出さないことです。じゃあ具体的にはどの速度から危ないかというと、これは個人差があって一概には言えないと思います。私の場合はサイクルコンピューターをつけていないので体感速度になりますが、どんなに早くても35km/h以上は出していないと思います(これくらいの速度でも、十分すぎるくらい爽快ですね)。

それとブレーキをかける時は、後輪→前輪の順番でブレーキをかけています。その際意識しているのは、急ブレーキをすることでタイヤがロックされてスリップすることがないよう、十分に余裕をもってブレーキをかけることですね。

 

④ほかの車両や、路面状況に気を配ること!!

ほかにも峠は見通しが悪いため、対向車と出会いがしらに鉢合わせする可能性もあります。なので対向車線にはみ出さないのはもちろん、エンジン音などで事前に車の接近を察知できるように注意しています(実際には山びこの影響もあり、結構遠くのエンジン音も聞こえます。けど、実際に接近してきた場合は感覚的に違いがわかると思います)。

また、実際には私はそこまで路面状況が悪い峠に行ったことはありませんが、峠に限らず濡れた道路、落ち葉や砂利が溜まった路面は滑りやすくなっています。できればそのような場所は通るのを避けるか、通らざるを得ないときは十分に注意する必要があると思いますね。特に冬は、場所によっては積雪の可能性もあるので、事前に情報を確認したほうがいいと思います

 

⑤結構冷え込むこともあるので、防寒対策も大切かも

上に記したようにそこまでスピードをださないこともあって、実は私はそこまで下り道で寒さを感じたことはありません。

けれども、やはり汗で濡れた体を風にさらすと冷えますし、標高によっては気温そのものが低いこともあります。さらに山の天気は変わりやすくて、急に雨がぱらつくことだってあります。なので雨具も兼ねて、夏でもウインドブレーカーなどを用意しておくと役に立つと思いますね~

 

□登りも下りも意識したほうがいいかも編

⑥野生動物に遭遇する可能性を考慮する!!

実際峠に行ってみるまで、この可能性を私はまったく考慮していませんでした。けど登山に行くようなもので、山奥まで行く場合は普通に道路にも野生動物は現れます。

これが即座に危険に結びつくかどうかは場合によるでしょうが、場所によっては熊が出没する可能性もあるので、一応その地域の野生動物の出没状況は確認しておいたほうがいいと思います。急に遭遇するのと事前にその可能性を考慮するのとでは、とっさの対応に差が出るのではないかと思います。

私が猿と遭遇したのは下り道に入ってからで、一気に走りぬけることが可能でした。けど、場合によっては引き返すことも考えなくては危ないと思います

 

このように峠道は平地での移動以上に注意点が一杯ですし、単純に登り道はきついです。けれど、そのような苦労を乗り越えて到達した峠からの眺望は格別ですし、苦労する分の価値はあると思いましたね!!

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