合宿も終わり、後は帰るだけ。
無事に合宿をやり遂げることもでき、ほかの部員たちは一足先に夜行バスで帰っていった。
けれども自分は、これから自転車をもって東京に帰らないといけない。そのために行きと同じ東九フェリーを利用するため徳島まで戻るつもりだったが、行きと同じ道のりではつまらない。
そこで、多度津まで来る途中で香川県のおおよその海岸線は走破していたし、香川の海岸線を制覇することを目標に、徳島まで帰ることに決定。
往路はほぼ11号線に沿った道しか走っていなかったが、11号線を基調としつつも屋島、八栗、虎ヶ鼻といった沿岸部も寄り道していく。
(丸亀城前にて。丸亀城の石垣の高さは、何と日本一なんだとか。実際、下から見上げると結構な威圧感がありましたね。お城好きにはオススメです)
(讃岐東照宮屋島神社前…だったはず。8年たつと、どこで撮った写真か覚えていないものですね…)
個人的にいいなー、と思ったのは県道135,6,7号線沿いの道。
やや高台になっている道をクネクネと進んでいくのだが、車通りがまったくなく(この道を通っている間は2,3台に追い抜かれただけで、対向車は1台も来ませんでした)、波の音、風の音以外に聞こえるものは何もない状態。道も上り坂が多いとはいえ、そこまでキツいというほどでもない程度。そのお陰で何も考えず、のんびりと走ることができて合宿の疲れも癒されるようだった。
(こんな感じの道をひたすら進むだけでしたが、自分以外に誰もいないのがとても心地よかったです)
(何もないっちゃないのですが、そのような場所を黙々と漕いでると「あ、旅してるなー」と感じます)
こんな具合で海岸沿いを進むうちに鳴門市に到着。淡路島を遠方に望みながら沿岸部を進み、徳島空港の横をかすめながら徳島市内に帰りつく。
こうして、目標に掲げていた香川の沿岸部の制覇は一応ほぼ達成。
フェリーは翌日の午前中に出発するため、その日は徳島市内で一泊することに。
翌朝、せっかくだから徳島市内をぶらつこうと早めに起床。
眉山にはのぼれなかったけれど、徳島城跡など徳島駅近郊の観光名所をぶらぶらとすることができた。
(徳島天神社前にて)
そうこうしている内にフェリーの出発時間も近づき、フェリーに乗船して東京へ。
今回は部活の合宿にあわせて四国に来ており、日程の関係で四国の一部しか走ることができなかった。
けれども、四国に行くことができるのは今回が最後ってわけでもない。フェリーに揺られながら、またいつの日か四国を訪れ、四国を制覇してやろうと胸に誓うのだった。
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この時はじめて四国を走ったのですが、四国は風景ものどかで、自転車で旅してまわるにはいい場所だと思います。ただ、この時誓った四国制覇は2015年現在もまだ道半ば、といったところです(まだ四国の3分の1程度しか走っていません…)。
まぁあせるものでもないでしょうけど、いつの日か目標を達成してやろうと思います~