きゅうきょ仕事がお休みとなったため、空いた時間でさいたま市近辺をぶらついてきました!
金曜日はいつもなら仕事なわけですが、昨日は急に仕事がお休みに。そしてうまい具合に雨も降りやみ良い天気だったため、せっかくだから自転車で散歩することに。
今回は遠出する気分でもなかったし、さいたま市近辺でも走ったことのない場所に行ってみようと、まずは初日の出を拝んだ時にも訪れたさぎ山自然公園へ。
この公園は見沼代用水沿いにあり、水路沿いは「緑のヘルシーロード」という自転車道があるのですが、この近辺はまだ走ったことがありませんでした。そこでまずこの道を北に進み、知っている場所に出たら適当に別の場所へ向かうつもりでブラブラと。
(フナノを横目に、代用水沿いを北へ)
(水路沿いは結構変化に富み、田園地帯とこの写真のような市街地を交互に進む感じでしたね。けれども全域にわたってこのように舗装路が整備されているため、とても快適にポタリングすることができました)
こうしてそのまま北に5、6kmも進むと、さいたま市と上尾市の境目らへんで東北本線の線路との合流地点に到達です。この近辺からは、今までに何度も走ったなじみの場所。ここに合流するのかと脳内地図を整理していると、道すがらに何やらレンガ造りの遺構のようなものが。
この写真のように、綾瀬川の両岸にレンガの基礎らしき遺構が残されています。最初は古い橋かなとも思いましたが、橋げたにしてはどうも雰囲気が異なります。
で、家に帰った後に調べたところ、これは橋げたではなく、「瓦葺掛樋(かわらぶきかけどい)」というかつての水路橋の遺構だそうです。「掛樋」とは、用水路が川などをまたぐ際に作られる設備のこと。昭和30年代まで綾瀬川と見沼代用水の交差させるため、この瓦葺掛樋が用いられたそうです(ちなみに現在は、綾瀬川の地下を水路がくぐる伏越となっているそうです)。
(こちらの写真は、昭和初期にこの掛樋が用いられた当時のものだそう。なおこの写真は、水土里デジタルアーカイブス詳細から転載しました)
このように珍しいものを発見して楽しんだ後は、ここから先はどんな感じか知っているのでまた違う場所を走ろうと方向転換。なんとなく蓮田駅の前を通り過ぎ、次はどこに行こうかと考えつつ走っていると…
元荒川にぶつかりました。
そういえばこの元荒川も、越谷~岩槻間は走ったことがありますが、この近辺はまだ訪れたことがありません。そこでここからは、元荒川沿いを岩槻に向かって進んでみることに。
(元荒川沿いは舗装された自転車道こそありませんでしたが、川に沿って農道が走っているほか、河川敷沿いに砂利道がありました。急ぐわけでもなし、砂利道を中心にのんびり進めば、良い天気でとてもさわやかな気分になりました!)
(そして岩槻に着いた後も、今日は砂利道をとことん楽しもうと岩槻~大宮間は田園地帯のあぜ道を選んでチャリチャリと。用水路が空を反射して、これもまたとても美しい光景が広がっていました。写真ではイマイチその感じが伝えられないのがもどかしいくらいです…)
こうしてぶらぶらしていると、良い具合に出発地点のさぎ山公園のすぐ近くに。きりも良いので出発地点まで戻り、それで今回の自転車散歩はおしまいです。
知らない場所を走るのももちろん楽しいものですが、知っている場所を少し視点を変えて走りなおすのも、意外な発見があって面白いですね。自宅周辺の魅力に改めて気づいた気がする、そんなポタリングとなりました!!