自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2018.8.14)11年前の雪辱にリベンジ! 伊豆半島半周旅行!!

お盆の休みを利用して、11年前のリベンジに挑戦です!!

 

さて今回の旅行を思い立ったきっかけは、7月末に職場周辺の探検に出かけたことです。その際初めての自転車旅行で走った道に出くわし、思わず思い出にひたってしまったのですが、この初めての自転車旅行、目的地は熱海でしたがその熱海には行けずじまいでした。

samayoicyarinko.hatenablog.com(熱海に行けなかった経緯は、だいぶ昔ですがこの記事で記しました)

 

そしてあれから11年、未だに自転車で熱海に行ったことはなかったのですが、今の自分なら熱海に行くこともできるハズ。と、いうわけで、11年前に熱海を目指したのと同じ8月14日から15日にかけ、今回は熱海をへて下田を訪れることを目指して伊豆半島まで出かけてきました!

 

まず小田原までは、時間の都合で輪行で一気に移動します。

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(今回の自転車旅行は、小田原城の前からスタートです!)

 

そしてここから伊豆半島に向かうわけですが、その前に個人的に訪れたかったこちらの場所に。それはどこかというと…

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小田原にある海水浴場、「御幸の浜」です。

 

ここは11年前、はじめての自転車旅行でも訪れた思い出の地。その時はここで海水浴をしつつ「さあ熱海までもうすぐだ!」と意気込んだわけですが、国道135号線の交通量が多かったこと、友人が携帯電話を紛失したこと等で心が折れて撤退することとなりました。

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(こちらは2007年に御幸の浜を訪れた時の写真です。改めてこの地から伊豆半島を眺め、リベンジを誓いつつ出発です)

 

さて小田原から熱海までは国道135号線が走っていますが、この道は車の往来が激しく、かつ路肩は少ないため自転車の通行には適していません。そこで今回は、路肩が狭まる利府川駅付近から脇道の県道740号線に入り、車を避けつつ熱海方面に向かうことに。

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(県道740号線は、標高の高い部分を蛇行しながら進みます。ゆるやかなアップダウンを繰り返し、国道135号線を下に眺めながら進むことしばし)

 

こうして車を避けながら、順調に真鶴までやってくることができました。ここで時間にも余裕があるし、少し寄り道していこうと真鶴半島も一周してみました。

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(真鶴半島は伊豆半島から突き出た、2km程度の小さな半島です。真鶴駅から県道739号線を使えばあっという間に先端部に到達です)

 

そして真鶴半島を訪れたからにはと、日の出の名所として有名な三つ岩も見学。

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こうして真鶴で観光がてら休憩した後は、気を入れ直してさらに湯河原方面へと向かいます。

 

※ところで、伊豆半島は火山から流れ出した溶岩によって形成されており、古来から石の産地として有名でした。そのため江戸城築城の際にも、この地で多くの大名が石を切り出したそうです。

その名残はあちこちで見ることができ、例えば真鶴でも少し海岸を歩けば、

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このように人為的に石を切り出したであろう跡をあちらこちらで見かけることができました。

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またこちらは、翌日に富戸付近で見かけた「元船石」と呼ばれる大きな岩ですが、表面には「矢穴」と呼ばれる石を割るために楔を打ち込んだ跡が残されています。このように江戸時代の名残をあちこちで見つけることができ、歴史好き的にはこれも面白いものでしたね。

 

こうして順調に湯河原まで来たのですが、ここで少し目論見が外れる事態が発生。

今まで通ってきた県道740号が国道135号に合流してしまい、一気に車の往来が増えてしまいました。今この記事を書くために改めて地図を見てみると、135号以外に湯河原の北部から熱海まで県道102号線があるようですが、この時はそれに気が付かず、仕方なしに国道135号を使って熱海まで行くことに。

 

案の定というか、135号は渋滞でごった返しており、かつ路肩も狭いため走行に非常に気を遣うこととなりました。正直なところ、湯河原から熱海までは走っていてもストレスフルで、あまり楽しいとは言えませんでしたね。今回私は個人的な想いもあって自転車で行きましたが、輪行するのなら小田原でなく、熱海まで行くことをおススメします…

 

とはいえ、どうにかこうにか走り続けて11時半ころには念願の熱海駅前に到着です!

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(ついに、11年越しで自転車にて熱海までやってくることができました!)

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(一時期、熱海は衰退して閑古鳥状態が続いているともいわれました。しかし近年の熱海は外国人観光客をはじめ多くの人々が押し寄せ、再び観光地として活況を呈しています)

 

さてここで、昼食を取るついでで市内を少しぶらつくことに。そして来宮駅周辺で見つけた来宮神社にて、道中の安全祈願がてらお参りをしてきました。

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(来宮神社の御神木は樹齢2千年と言われる大楠で、最近はパワースポットとしても有名なのだそう)

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(さすがに熱海は観光地として老舗なだけあり、あちこちで歴史のありそうな建物を見かけました。人が多すぎて落ち着いて見ることはできませんでしたが、熱海市内をじっくり観光するのも面白そうでしたね)

 

こうして一息ついた後、今度は伊東市を目指して改めて出発です。熱海を過ぎると135号の交通量もぐんと少なくなるため、ここからは135号を使って南下していくことに。

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(熱海を過ぎた後、網代周辺にて。この辺りはいい具合に人が少なく、自転車でのんびり走ることができました)

 

そして熱海を出発してから2時間余り。15時過ぎには伊東市内に到着することができました。ここで遠方を見すえれば、何やら珍しい姿の山を発見。

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最初見かけた時、思わず「何だありゃ!?」とつぶやいてしまいましたが、この山は大室山と言う伊東市のシンボル的な存在です。山には一切木が生えていませんが、これは毎年2月に山焼きを行うためなのだそう。今回は訪れませんでしたが、また機会を作って訪れてみたい気になるスポットです。

 

そして伊東市内を抜けた後は、135号と県道109号を併用しつつ海沿いを川奈方面にさらに進んでいきます。

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(伊東市内の堤防沿いにて。この日は天気がとても良く、遠方には出発地の小田原周辺や真鶴半島、宇佐美など今まで走ってきた地域を望むことができました)

 

こうして小田原から川奈までやってきたわけですが、実はこの伊豆半島、かなり起伏に富んだ形をしています。それぞれのアップダウンは短めで、その標高差はせいぜい100m程度なのですが、それが頻繁に繰り返されるため獲得標高はかなり多めとなっています(感覚的には、しばしば訪れる奥武蔵グリーンラインよりも獲得標高がありました)。

 

そのため脚にはかなり負担がかかり、この辺りで「これ以上負担をかけると足をつるな」という兆候が出てきてしまいました。

そこで、ちょうど川奈近辺にはマンガ喫茶もあったため、今日はここで泊まることにして走るのはお仕舞いに。

※ちなみに、熱海~下田近辺にはマンガ喫茶がほとんど展開していません。また、今回私が利用した「ゆう遊空間伊東店」もシャワーなどの設備はないため、貧乏旅行を考えている場合は注意が必要です。

 

と、いうわけで川奈から下田までの行程は翌日に持ち越しとなりましたが、その模様については、また次の記事にて紹介できたらと思います~

samayoicyarinko.hatenablog.com(続きはこちらでまとめました!)

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