自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2017.3.5)曇天の中な島原半島!

気が付けば、九州旅行も後半戦な感じです。

 

3月1日に走り始めて以来、幸いこの日まで雨に降られず走り続けることができました。しかしこの日は熊本から島原半島をへて長崎市を訪れるつもりでしたが、どうやら長崎方面はあまり良くない天気の模様。

まぁこればかりはどうしようもないため、雨に降られたら降られただと覚悟を決め、朝6時過ぎには宿を出発することに。

 

さて熊本から島原半島に向かうにはフェリーに乗るわけですが、今回私が乗船したのは「オーシャンアロー」という船でした。

料金は乗船料1,000円に自転車の運賃1,500円と若干割高ながら、熊本~島原間をわずか30分で移動できるなんでも日本唯一の高速フェリーなのだとか。

実際乗ってみると、なるほど確かに今まで乗ったほかのフェリーよりも随分と早く、海上をミズスマシのようにスイスイ進むさまは中々快適なものでした!

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(7時半に熊本港を出発した後、わずか30分で島原に着くことができました!)

www.kumamotoferry.co.jp(こちらが公式サイトです~)

 

 こうして島原半島に上陸したわけですが、ここからは時計回りに島原半島を南下していくことに。するとすぐ目の前には

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山肌がむき出しのままになっている山が。1991年に噴火の後に火砕流や土石流が発生した雲仙・普賢岳です。私は当時6歳で、火砕流の映像などはおぼろげに覚えている程度ですが、まさかここまで鮮明に当時の傷跡が残っているとは思っていなかったため、少々衝撃を受けましたね…

 

走り始めるとすぐに、島原街道(国道251号)沿いに「道の駅 みずなし」があります。この道の駅には「土石流被災家屋保存公園」が併設されており、1992年8月の土石流で埋没した家屋が当時のままに残されていました。

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(この公園内には計11棟の家屋が保存されていますが、いずれも一階部分が完全に埋没してしまっていました。見学しているとなんとも言えない気分になってきます)

 

こうして色々と見学した後、再び走り始めてからは一路島原半島の南端部へ。途中一時的に青空が見えることもあって何とかなるかなとも思っていたのですが、次第に空模様はどんよりと。

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(島原港から30kmほど走ると、島原湾に突き出すような半島部分が見えてきます。日本史上最大規模の一揆となった島原の乱で農民たちが立てこもった原城跡です)

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(城跡ではいくつかの遺構が発掘されているほか、農民たちの慰霊碑が建てられていました)

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(十字架の横にある天草四郎像)

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(島原港から原城の辺りまでは割合に平坦な道が続きますが、南島原市内に入るころより小刻みにアップダウンが続くようになってきます)

 

こうしてひたすら島原街道沿いを進み、そろそろ小腹も空いてきた11時半過ぎに、温泉で有名な小浜までなんとか到達。

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(小浜の中心街では文字通りそこら中を温泉が流れており、そこかしこから湯けむりがたちのぼっています。この光景は一見の価値ありな感じです!)

 

ここで小休止がてら昼食をとろうと考えていたら、ついにポツポツと水滴の落ちてくる音が…

とうとう雨が降ってきてしまい、昼食を食べているうちに止まないかと期待しましたが、残念ながらそのようなこともなく。仕方ないので雨具を着込んで先に進むことに。

 

最初はこのまま長崎市まで漕いで行こうと考えていたのですが、どんどん降りしきる雨は想像以上に冷たく、また雨具を着込みつつ登り坂を漕いでいると、蒸れて汗がたまってしまいそれでさらに体が冷え込む悪循環に…

そのためこりゃもう風邪をひきかねんと予定を変更し、途中の諫早まで漕いだ後はもう電車に乗ることに。残念ですが、長崎市内見物は次の機会のお楽しみとなりました。

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(干拓された諫早の田園地帯。雲が非常に低いところまでおりてきており、どんよりしていることこの上なしです)

 

こうして少々残念な長崎の旅路となりましたが、諫早市内で一息ついた後は、輪行で一気に佐賀県を抜けて福岡まで。

食事にお金を使いすぎてしまって少々路銀が乏しくなってきたこともあり、この日は小倉まで移動して小倉市内のマンガ喫茶に宿泊しました。

 

こうして電車を用いつつですが、なんだかんだで九州をぐるっと一周して再び福岡県まで戻ってくることができました!

いよいよ旅も大詰めな感じですが、最後の1日の感じは次回まとめたいと思います~

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