自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

(2017.3.2)宮崎最南端、都井岬へ!!

何だかんだで日が空いてしまっていますが、九州旅行3日目の模様です。

 

さて3月1日は北九州から別府まで約130km程を漕いだわけですが、今までの経験から自分の場合、毎日100km超を漕ぐと筋肉痛でエライことになってしまうため、この日は休養日も兼ねて輪行中心で移動することに。

 

最初は青春18切符を使って普通列車で宮崎に行こうと思いましたが、日豊本線の佐伯~延岡間は極端に普通列車の運行が少なく、早朝と夕方しか列車が出ていない模様。そのためまぁ仕方ないかと、大分駅7時発の特急"にちりん1号"を使って一路宮崎駅へ。

 

そして10時20分頃、宮崎駅に到着してからは荷物をロッカーに預けて市内を一巡りすることに。

実は宮崎市は、父の仕事の関係で小4~5年の2年間だけですが住んでいたこともある場所だったり。何だかんだ大体20年ぶりに訪れたわけなので、昔懐かしい場所を中心にぶらぶらと。

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(私の小学校4年生当時の日常の7割位は、この公園での缶蹴りに費やされていたように思います。20年ぶりでも意外な位に変わっていなくてビックリです)

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(校庭にワシントニアパームが南国情緒たっぷりな東大宮小学校。私が在校していた当時は校内は裸足で過ごす、という不思議な校則がありましたが現在はどうなっていることやら。当時の友人たちはみな音信不通となってしまいましたが、今はどうしているのでしょうか…)

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(私の小学校5年生当時の日常の半分は、この平和台公園の池での釣りに費やされていました。けれども久しぶりに訪れると、工事なのか池の水が抜かれていてちょっと残念…)

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(ちなみにこの平和台公園、中心の高台には"平和の塔"というものが建っていますが…)

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(この塔のかつての名称は"八紘之基柱(あめつちのもとはしら)"といって、神武天皇の即位2,600年を祝して1940年に建造されたものです。塔の正面に彫られた"八紘一宇"の文字は、太平洋戦争を正当化するスローガンであったこともあり1946年に一旦撤去されましたが、その後1965年に復元されました。住んでいた当時はまったく知りませんでしたが、今改めてこの塔を見るとまた見え方も変わってきます)

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(先ほどの"平和の塔"の建設とも関連しますが、宮崎は天孫降臨の地でもあり、日本神話的には結構重要な土地だったりします。そしてかつて神武天皇宮があったとされる宮崎神宮にもお参りを)

 

このような具合に覚えている場所を一通り巡ってみたのですが、記憶よりも狭い範囲に集中しており、2時間余りで一通り巡ることができてしまいました。子供の時の生活圏ってもの凄く狭かったんだなぁ…としみじみしてしまいました。

 

さて、こうして宮崎市内を懐かしんだ後は、再び電車に乗ってさらに南下することに。

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(宮崎に限らず、九州では旧国鉄時代の車両を数多く見ることができます)

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(今時、電光掲示でない行先板は逆に新鮮ではないでしょうか)

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(車窓から眺める青島付近の通称"鬼の洗濯板"。独特の浸食された岩の様子からこのように呼ばれています)

 

こうしてローカル感たっぷりの気動車に揺られること2時間、14時30分頃に串間駅に到着しました。今日はここから自転車で20km余り、宮崎県最南端の都井岬を目指していくことに。

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(都井岬まで海沿いを進みますが、岬までの道のりは海沿いの割にはアップダウンが結構ありました)

 

アップダウンに苦しみながら道を進むと、都井岬の直前でこのようなゲートが。

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"駒止の門"と記されていますが、実は都井岬は希少な日本在来馬の生息地として有名だったりします。ちなみにこの門では、馬たちを保護するための協賛費として車は400円、二輪車は100円支払うことになるのですが、自転車の私はタダで通行することができました。

 

この駒止の門を超えてしばらく道なりに進むと…

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馬たちが8頭程度で固まって草を食んでいる光景に遭遇!

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(日頃見慣れたサラブレットと比較すると、ずんぐりむっくりな印象です。また毛が伸びている様が、いかにも野生馬といった塩梅です)

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(ちょうど都井岬に着いた頃に夕方を迎え、岬からきれいな夕焼けを見ることができました)

 

こうしてお目当ての野生馬たちにも遭えて満足だったのですが、岬は遮蔽物がなく強風が吹き続けており、アップダウンで汗をかいた私はこのままでは風邪をひいてしまいそうです。そのため馬たちを眺めた後は、体が冷え切らないうちに宿舎まで行ってしまうことに。

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(この日は都井岬にある国民宿舎で一泊。シーズンでもないため私とあと1人だけの宿泊でしたが、お宿の方が親切に応対してくれて快適に過ごすことができました!)

www.minkoku.com(宿の紹介はこちらから。夕飯は地元の海の幸がおいしかったです~)

 

こうして詰め詰めな行程でしたが、たっぷり宮崎を堪能することができました!

宿でしっかり休息をとり、翌日は再びがっつり漕いできたのですが、その様子はまた改めてまとめたいと思います~

 

○おまけ

余談ですが、3月は大学の長期休暇ということもあり、さまざまな大学の自転車部が九州各地を走っていました。この都井岬も野生馬が見れるスポットということで多くの自転車乗りが訪れていましたが、そのうちの1人は、なんと私と同じフェリーに乗っていた学生さんの先輩でした! なんというか、世間って狭いなぁと思いました(笑

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