今回は、色々と秩父で珍しいものを見ることができました!
さて峠を越えて秩父に到着したわけですが、まずは前回訪れた時、人が多すぎて御朱印を頂くのをあきらめた秩父神社をお参りをすることに。
すると神社に近づくごとにお囃子が。どうやら今回も、秩父神社ではお祭りを行っているようです(特に調べて訪れているのではないのですが、2度もたまたまお祭りに出くわすあたり、妙な縁を感じます)。
今回行われていたお祭りは、「秩父夜祭」という日本三大曳山祭に数えられる伝統的なお祭りが行われています。2016年は12月3日、4日に行われており、私は2日目のお祭りに出くわしたようです。名前の通り、夜になってからが祭りの本番の様ですが、日中も盛況で見どころたっぷりとなっていました!
(拝殿の前には参拝客の列が。それでも今回は前回よりは参拝客が少なかったので、お参りして御朱印も頂きました)
(かつてはこのお祭りと共に絹市が開催され、お祭りは「お蚕祭り」とも呼ばれたそうです。現在は絹市は立っておりませんが、神社には蚕の繭が奉納されていました)
(境内では獅子舞を見ることもできました。獅子舞なんて、随分と久しく見ていないように思います)
(山車と子供とお囃子と)
(神社の周辺では食べ物以外にも色々な出店が出ていました。そして物色中に見つけたこの器、みかんを入れるのに丁度良さそうで衝動買いしてしまいました。600円程度の安い買い物でしたが、良い塩梅で満足しています)
samayoicyarinko.hatenablog.com(ちなみに前回訪れた時は、この川瀬祭りを見ることができました!)
こうしてお祭りを堪能した後は、市内もぐるっと一回り。
神社の門前町でもある番場町の周辺は、昭和レトロな建物が多く残されています。中でも特に有名なのがこの3つの建物。
昭和2年に建築され、当時の外観をそのまま残すパリ―食堂と、
パリ―食堂の向かい側にある「小池たばこ店」、
そして明治43年に建築された片山医院です。
これらの建築物をはじめ、町全体のそこかしこが昔の面影を色濃くとどめている感じです。それでいて街並みは活気もあふれており、散策していて飽きることがありませんでした!
(小池たばこ店は、思わずモノクロ風な写真も撮ってしまいました。風情たっぷりで何とも良いものです)
(またこうした有名な建築物だけでなく、通りの隅にある何気ない商店も、昔懐かしな感じでステキでした)
こうして秩父市内を一通り見物したわけですが、せっかくなのでもう少し走ろうかと、足を延ばして秩父鉄道沿いに三峰口方面まで行ってみることに。
すると鉄道沿線のそこかしこで、大きなカメラを抱えた多くの人々が陣取っています。これは何かあるのかなと思って聞いてみると、なんでも秩父鉄道は定期的に蒸気機関車の運行が行われており、この日はちょうどその日だったようです。
www.chichibu-railway.co.jp(運航ダイヤなどの詳細は、こちらに掲載されています~)
これはもう見るしかないと思い、私も三峰口の付近でカメラを構えて待つことしばし。すると…
白煙をもくもくと吹き上げつつ、蒸気機関車がやってきました!
博物館や公園で保存されているものでなく、動いている蒸気機関車を見るのは初めてでしたが、もうとにかく、少年心にダイレクトに響くカッコよさですね!!
(この大きな車輪が蒸気の力でピストン駆動する様は、見ていてちょっと感動すらしてしまいました)
(三峰口駅到着後の機関車は、すぐ側まで寄って撮影することができました。このC58の363号車はプレートを見ると昭和19年、太平洋戦争の真っ最中に建造されたもののようですが、とてもそんな昔のものとは思えない佇まいでした!)
(燃料補充のため、石炭を降ろしている方たち。電車と比べると、運航により多くの人が必要なことがよくわかります)
(車輪の横からは、停車している間も時々蒸気が吹きあがってきます。何というか、博物館などで展示されているものと比べると機械が生きている感じがして、感慨もひとしおでした!)
こうして思わぬものまで見学することができましたが、時刻が14時頃となってしまったので帰り支度をすることに。電車はだいぶダイヤに間隔があり、次の電車が発車するまでそれなりに時間があったため、三峰口から秩父駅まで自転車で戻り、そこから輪行で熊谷→大宮と戻ることに。
(これまた懐かしい駅員さんが鋏を入れた切符を手に熊谷まで戻り、この日の遠出は終了となりました)
自転車で秩父を訪れるのはこれで3回目ですが、来るたびに色々と面白いものを見つかります。そしてまだまだ行ったことのないところだらけなので、また日を改めて、春先にでも訪れることができたらなー、と思います!