さて今日は貧乏旅行の強い味方(かもしれない)、ネットカフェについてまとめたいと思います~
以前野宿についてまとめたことがありましたが、野宿もこれはこれで楽しいのですけど、(慣れていないと)なかなか眠れないこと、一人だと気後れも大きいことなどデメリットも多々あります。
その点ネットカフェはビジネスホテルや民宿よりも割安で、それでいて最低限の設備は整っているので、しばしば貧乏旅行の有力な選択肢として浮上してきます。
※ネットカフェでの宿泊を前提とすれば野宿道具を持ち運ぶ必要がなくなり、荷物の大幅な軽量化ができるのも、ネットカフェのメリットの1つだと思いますね
実際私は1人での野宿にはまだ抵抗があり、友人と行く時以外は野宿をしておらず、しばしば自転車旅行の際はネットカフェで寝泊まりしています。けれどもこのネットカフェ、うまく利用しないと実はそこまで割安とは言えないのかもしれません。
と、いうわけでまずは私が利用して感じた、ネットカフェのメリット・デメリットをまとめてみようと思います。
○ネットカフェのメリット
①空調のある空間で眠ることができる
暑さ、寒さに関係無く眠ることができるだけでも、その快適さは野宿とは段違いです。
近年では、多くのネットカフェがフラットシート(一畳半程度のスペースにマットが敷いてあります)を備えており、横になって眠ることが可能です。またブランケットも無料で貸し出しているので、空調が効きすぎている場合でもある程度は何とかなると思います
②その他の設備もそれなりに充実しており、洗濯もやろうと思えば可能
パソコンを利用できる、飲み物も飲み放題である点は、情報収集や休息の上で結構便利なポイントです。それとこれは店舗によりますが、コンセントを自由に使用できる店舗の方が多いので、携帯電話などの充電も可能です。
また国道沿いだったり、それなりの規模の駅周辺にあるネットカフェは、大体シャワー室も付いていることが多いです。シャワーは400~500円で30分間利用できる場合が殆んどで、タオルやシャンプーなどはお店が用意しているので持ち込まなくても大丈夫です。また、体を洗う際についでで服を洗濯してしまえば 一石二鳥な感じです。
個人的に
①快適な気温と寝床
②体を清潔に保つ(ベトつく体だと眠りが浅くなりがち)
③清潔な衣服の着用(汗のにおいがしたり、湿ってしまっている服はNG)
この3点は、しっかりと眠って体力回復する上で不可欠な要素だと思います。連続して野宿をしていると、①はともかく②、③の要素を確保するのが難しくなっていきますが、その点ネットカフェならこれらの条件をそれなりに満たすことができると思います
※それと私は頼んだことがないので味はよくわかりませんけど、500円以内で頼めるフードメニューがついているお店が多いです。そうでなくても、フロントでインスタント食品を販売しているお店は結構見かけますね
③比較的安価に寝泊まりできる…かもしれない
店舗によって値段は異なりますが、大体どのお店でもナイトパックがあり、6時間~10時間程度で1,500円~2,000円程度の価格設定となっています(※お店によっては週末だと割増となるので注意が必要です)。これはビジネスホテルの相場よりも若干安いので、うまく活用すれば出費を抑えることも可能です。ただ後述するように、実際には利用方法によってはもう少し出費がかさんでしまうかもしれません
○ネットカフェのデメリット
①パック料金以外の出費を考えると、ビジネスホテルと大差ない出費になることも
これもお店によりけりですが、初回利用の際に登録料として、200~300円程度必要な場合があります。初めての利用でかつシャワーも利用すると、パック料金に加えて700円前後出費が増すことになります。
※あと近年では、犯罪防止の観点から初回登録の際に身分証の提示を求められることが殆んどです。利用の際は、免許証などを忘れないようにする必要もありますね
これらの出費を加えても、それでも大抵のビジネスホテルよりは割安です。けれどもビジネスホテルの方が設備が整っており、大抵は朝食も無料で食べられることを考えると、実はネットカフェはそこまでお得ではないのかもしれません
②ナイトパックを利用できるのは、大抵遅い時間からと決められている
先ほどからお店によるとばかり記している気がしますが、ナイトパックは利用できる時間帯が決められており、大抵は19~21時以降となっています。ネットカフェの料金は時間制となっているので、ナイトパックを開始する前からお店を利用していると、場合によってはビジネスホテルとほぼ変わらない出費になってしまうことも…
そのため目的地に早く着いたとしても、出費を抑えるためにナイトパックの時間まで待ち続けなくてはいけない、なんてことも生じたりします。
またナイトパックの時間設定は6時間~12時間まで幅広く存在しますが、個人的には8時間以下のパックだと、慌ただしくてゆっくりと休むのが難しい気がします。
その点、ビジネスホテルは大抵15時以降はチェックインでき、翌日の9~10時までは滞在が可能なので、この辺りの融通性もビジネスホテルの方が良いかもです
③しっかりと休めるかは、結構運に左右される
ネットカフェの個室は、実際にはパーテーションで区切られた半個室のようなものです。そのため音は筒抜けになっており、隣の人が豪快にイビキをかくような人だと、かなりうるさくなってしまうかもです。
また店舗が照明を明るめにしている場合もあり、明るいと眠れない人は、そのような店にあたるとちょっとキツイかもしれません
④どの店舗も同じような内装なので、地域色を感じることができない
どこにいっても同じような店舗なので、旅をしている風情を感じられないと思う人もいるかもです。個人的には、私は自転車旅行くらいでしかネットカフェを利用しないので、逆にネットカフェに行くと「おれ、旅してる!!」と、テンションが上がったりしますけどね。これは人によりけりと思います
とまぁこんな具合に、ネットカフェはビジネスホテルよりやや割安なのは間違いないです。けどこれも、利用方法によっては大差ない出費になることがあり、利便性や快適性を考えると、割に合わないことも多いと考えた方がいいと思います。
私がそれでもネットカフェを利用するのは、主に
①パソコンを使用したい時
②体力に余裕があり、ビジネスホテルなどでじっくり休む必要がない時
③理屈抜きで、ネットカフェに寝泊まりすることに非日常を感じるので、それを楽しむため
といった理由からで、ぶっちゃけて言えば③の要因が一番大きいような気がします。
色々デメリットも記しましたが、パソコンを見ながら翌日の予定を考えて、シャワーと洗濯を済ませた後は、漫画を読んでのんびりするのも結構楽しいもんです。
ネットカフェはメリット・デメリットを見極めて、楽しんで利用するのが一番だと思います~