今回は、私たちが台湾で宿泊した鳥来のことをまとめたいと思います~
鳥来は、南勢渓と桶後渓という川沿いにある昔ながらの温泉街。
(鳥来中心街の入口にあたる、橋の上からパチリと1枚)
日本で言うと熱海的な感じで、程良くひなびた趣のある感じが心地よい雰囲気。実際台湾の人がどのように考えているのかはわかりませんが、中にはこのような看板も。
(台湾の伊豆温泉。私は見つけられませんでしたが、他の方の文章を読むと箱根温泉もどこかにあるみたいです)
そして土産物屋や屋台が軒を連ねる中心街を通り抜け、橋を渡って右側に曲がると川岸に下りる階段が。
(鳥来に限らず、台湾では猫だけでなく犬も結構そこかしこを歩きまわっています。けど向こうも人に慣れているのか、危ない感じはまったくしませんでした)
この階段を下りて川辺に出てみると…
写真の右側に写っているのは、主に地元の方が使用している公共浴場です。ここは誰でも無料で入浴することができますが、その際は水着を着用する必要がありました(中には明らかにそれただのトランクスだろ…と、下着姿で入浴している人もいましたが)。
また温泉に浸かるだけでなく、温泉の目の前の川で泳いでいる人も結構たくさんいます。私たちも水着を持ってきていたので少し泳いでみましたが、川の水は結構冷たくて、私は早々に陸にあがって岩辺で甲羅干しをしていました(けれど水はとてもキレイで、川魚も泳いでいてなかなか良さげな感じでした)。
そして甲羅干しをしていて気がついたのですが、温泉の影響で、この公共浴場の付近の地面はほのかに暖かくなっているんですよね。その暖かさというのがまた良い塩梅で、川べりに寝そべっていると、ポカポカ具合に思わず眠くなってしまいそうでした。
(この写真でも、中央上部やや右に魚が写っています。水は全体的にエメラルドグリーンで、四万十川を思い出す美しさでした)
(川辺から見る、鳥来の町と山並と)
このように鳥来は川辺でのんびりするだけでも十分楽しめますが、鳥来と観光名所の鳥来瀑布を結ぶトロッコも、中々スリリングで一乗の価値ありです。
(トロッコ乗り場入口にある、中々に味のある原住民タイヤル族の像)
(トロッコはこんな感じの、こじんまりとしたサイズです。ちなみに料金は、片道50元でした)
このトロッコ、何がスリリングかっていうと、スピード自体はそこまで出ていないんですよね(多分30km/h 出ていないくらいでした)。けれどもカーブの曲がり方が男らしいというか、柔らかさを微塵も感じさせずにグイーン!!と曲がっていくんです。そのためカーブのたびに頭がぐらんぐらん振られていましたが、その強引な曲がり方が中々クセになる感じでアトラクションのようでした。
(鳥来の街から滝までは1.5km程度でした。この道のりをトロッコは、乗客を豪快に揺すりながら走っていきます)
そして、トロッコにガーっと乗って訪れた鳥来瀑布はこんな感じでした。
(なんでも落差が80mほどあるらしく、台湾でも最大級の滝なんだそうです)
この滝の目の前にも様々な飲食店とお土産屋さんがあり、タイヤル族の伝統的な踊りを見ることもできます。
私たちは休憩がてら滝の目の前にあるお店でマンゴーかき氷を食べたのですが、これがとてもおいしかったですが、ボリュームも中々のものがありました。2人なら、1つの注文で十分な大きさでしたね…
(比較対象が分かりにくい写真になってしまいましたが、とにかくマンゴーの量がハンパなかったです。1年分以上のマンゴーを1日で食べた気がします…)
それからこの滝の付近にはロープウェーもあり、滝の向こう側に行くこともできます。そちらには雲仙楽園という行楽地があり、ここから眺める眺めは壮大なものでした~(ちなみにロープウェーの往復代金と雲仙楽園の入園料は、合計で220元でした)
(滝の上から眺める鳥来の風景。奥の街並みが温泉街です)
(その後滝の前で昼食も食べ、その時台湾の地ビールを注文したのですが、苦過ぎずすっきりとして飲みやすい味でした)
※なお鳥来を訪れる観光客の大半は日帰り客らしく、飲食店の多くは日帰り客が帰る19時くらいには店じまいを始めます。鳥来に宿泊する際は、早めに夕飯を食べることを意識した方が良さげです
最後にお宿についても述べると、私たちが泊まった明月温泉会館のお部屋(ちなみにスタンダードルームです)はこんな具合。
(お部屋の入口から)
部屋自体は決して広くはなかったですが、このガラスの向こうがどうなっているかというと…
(出典:http://www.fullmoonspa.net/tr_cont.aspx?the_no=Ng==&class_the_no=MQ==&keyword=)
この写真は宿のHPから引用したものですが、このように部屋に内湯がくっついていて、内湯も2人で入るには十分すぎる大きさでした。2人だけでゆったり温泉に入れて、これがとても良かったです。
お湯の管理はフロントで行っているので、入浴するにはフロントに電話をかけて"I want to take a bath, in our room."的なことを言う必要があります。するとお湯がドバドバ出てくるのですが、温度が相当熱いので、部屋側でもつまみをひねって(お湯が出ている部分の右側にある、銀色のでっぱりのことです)水をいれておかないと、入浴の時に大変と思います(もちろん内湯だけでなく大浴場もあり、こちらは日本と同じように裸で入浴してもokです)。
こんな感じで鳥来を、思い切り堪能してきました!! 私はすっかり鳥来を気にいったので、また台北に行く時はもう一度訪れたいと思っています。その時は台北市内でGiantのロードバイクのレンタルを行っているようなので、自転車をレンタルして自力で訪れたいですね~
とにかく鳥来は風光明媚な場所なので、もし台北に行くなら一度訪れるのをオススメします!!
※自転車のレンタルについて
(こちらにまとめているお店以外にも、台北市内~郊外の各地でスポーツ自転車をレンタルすることが可能なようです。しかも下記のサイトによれば、現在MRT(※台北の地下鉄)は輪行をしなくとも80元支払うことで、自転車を持ち込むことが可能みたいです。もっともこれは週末、祝日限定のようですが)
次回は、鳥来以外の訪れた場所のことをまとめようと思います~
※その他の訪れた場所のことは、こちらでまとめました!
samayoicyarinko.hatenablog.com
samayoicyarinko.hatenablog.com
samayoicyarinko.hatenablog.com
※2015年9月1日追記.
私たちが台湾から帰った直後に通過した台風13号の影響で、現在鳥来は大きな被害を受けています。私たちが通った新店から続く道路も、現在のところ通行止めになっているみたいです。この記事を書いた後にニュースで被害を知り、とてもショックを受けている次第です…早く復旧・復興が進むといいのですが。