自転車で行ってきた。

過去訪れたあちこちのことなどを、備忘録的に書いていきます。

今に至る愛車"BRUNO 700c Tour"のあれこれ

うんちく話って、聞いてる方はとにかく、語る方は色々と楽しいものですね(笑

 

今現在乗っている"BRUNO 700c Tour"は、まさに一目惚れで購入した自転車でした。

あれは2010年の3月末、カミさんにもクロスバイクに乗ってもらいたくて自転車屋さんに行った時のこと。洒落オツなクロスバイクはないかなー、と物色していて見つけた白い車体。

それはもう色、形状すべて好みに合致しており、一気に色めき立って「これ、マジいい!!」と言いだした私。そして「目的すり変わってない!?」と、冷めた目で私を見るカミさん。

結局このBRUNOを購入したわけですが、カミさんのことをほっぽり出して購入を決めてしまったため、今でもカミさんはこの自転車を「愛人ブルーノ号」と呼んでいます(笑

 

ちなみにこのBRUNO、私はそれほどスペックは気にしていないので詳細はわかりませんが、クロモリ*1フレームと700c×32cのやや太めのタイヤの組み合わせで、そのままでも非常に乗り心地の良い自転車になっていると思います。

ただ重量は10kgを優に超えているので、ロードレーサーみたいにバンバンスピードを出す乗り方は不得手かもです。けれど見てくれは非常にオシャレだし、スピードを出さずにのんびり旅してまわりたい、みたいに考えているならとてもいい自転車だと思います~

 

※ただ注意点として、フレームがやや大きいので身長が170cm未満だとオーバーサイズかもしれません。また、BRUNO 700c Tour は毎年マイナーチェンジを行っており、カラーリングだけでなく変速機の位置やフレーム形状まで変化しています。私が乗っているのは2010年モデルですが、現行版とは細部が異なるので参考程度にしてもらえたらと思います

 

さて、実際に自転車旅行をする上で必要な装備は2台目の "Marin KentField" でもほぼ整っていました。なのでBRUNOの購入時は、それを踏まえつつ色々と趣味性を前面に押し出して自転車を組みました。コンセプトはずばり、"のんびりと、何時間走っても苦にならない、それでいてお洒落な自転車"!!

 

今まで行った自転車旅行の結果、私は

①スピードはそこまで出さない(平均速度にすると、20kmも出ていないくらい)

②その代わり1日7~8時間、場合によっては10時間位乗っている

③荷物は最大で、3泊前後の寝泊まりに必要な量を積載

って感じで漕ぐスタイルに落ち着いていました。

 

このスタイルに合わせつつ趣味性を盛り込んだ結果、こんな感じの自転車になりました!!

f:id:samayoicyarinko:20150622003651j:plain(購入後もちまちまとハンドルバーなどのパーツを交換しており、5年間で随分と様変わりしています)

 

フレームがクロモリなこと、BROOKSのB66というシティサイクル用のスプリング付きの革サドル*2を付けたこともあり、少々の段差では振動をほぼ感じない位まったりした乗り心地の自転車になっています。加えてトゥクリップ*3やドロップハンドルも、長距離走行の快適化に一役買っています。

 

ほかにはドリンクホルダーや荷台は日東の製品(私が使用しているのは、ツーリングフロントキャリアM12、キャンピーリア、ボトルケージT ツーリングという製品です)で統一し、ランドナー*4っぽい佇まいを意識してみました。あとはサドル以外にもトゥクリップのストラップ、編み上げ式のバーテープなどは革を使い、ぜいたく気分で自己満足に浸っています(笑

 

一方で、一般的にランドナーには取りつけられている泥除けは迷った結果、輪行時の取り回しを重視して取りつけていません(雨が降った時は合羽を着ればいいや、的な発想)。

それからサイクルコンピューターも、あれば便利は便利なのですが、私は「平均時速○○kmを保つためにもう少し早く走ろう」とか「あと○○kmで××km達成だから、もう少し遠回りしよう」など、余計なことが気になってしまうので取りつけていませんね(細かいことは気にせず、のんびり走ることを楽しむつもりで)。

 

そんなこんなで、実用面だけでなく見てくれも満足のいく形になったBRUNOに、もうかれこれ5年以上乗っています。

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(乗り始めて1年位の頃の写真。2015年現在とはハンドルバーの形状やタイヤなど、細部が随分と異なります)

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(白い車体に帆布製のバッグを付ければ、これぞ旅自転車!! という外観になります。ランドナーに憧れがある方にオススメの自転車です!)

 

これからも、この自転車と共に日本のあちこちに出かけていきたいですね。一生モノのように付き合っていけたら、って思います!!

 

※参考までに、私はこのBRUNOに乗ってこんな所に行ってきました(2010年以降の記録がBRUNOに乗って訪れた場所です)。結構あちこちを訪れたと思いますが、BRUNOはどこに行っても十二分に力を発揮してくれました。乗っていて過不足のない、良い自転車と思います~

samayoicyarinko.hatenablog.com

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*1:クロームモリブデン鋼という鉄のことです。重い代わりに強度、振動吸収性は申し分ない素材だと言われています

*2:よく革サドルの乗り始めは硬くて拷問の様だ、と言いますが、このサドルは革が柔らかめのためか、最初からとてもいい乗り心地でした

*3:ペダルに付いている足を固定するための装備です。これを付けることで、足を持ち上げる力(引き足)もペダリングに利用することができます。主にロードレーサーが用いるビンディングペダルの方が効果は高いらしいですが、トゥクリップはスニーカーなどでも使用できる利点があります

*4:色々と定義があるようですが、いわゆる旅用の自転車のことです。ただこの自転車の使っているタイヤは700cというサイズなので、厳密にはランドナーでなくスポルティーフという車種に分類されるようです。うーん、奥が深い…